【インド発】遊園地のゴーカートで死亡事故が発生、その原因とは?

 遊園地といえば、様々な遊具で遊べるエンターテイメント施設として、世界中に存在している人気施設である。だが、残念ながら、こうした遊園地においては、度々死亡事故が起こっていることも事実である。日本においては、2011年に東京ドームシティ(東京都文京区)で、ジェットコースターの走行中に安全バーが外れて男性が転落、死亡する事故が発生しているなど、ある程度のリスクが存在してしまうのは事実だ。そんな遊園地の事故が、インドにおいて起きて注目を集めているという。

 BBCが15日に伝えたところによれば、インド北部のハリヤナ州の遊園地で14日のバレンタインデーに、ゴーカートに乗っていた女性が走行中に髪を巻き込まれて死亡する事故が起こったという。死亡したのはプーニート・カウアーという女性で、事故当日は家族と休暇をとって遊園地を訪れていたという。夫とともにゴーカートに乗っていたカウアーは、途中衝撃によってか留めていた髪が緩み、乱れた髪が巻き込まれてしまい、頭皮が裂かれる事態となってしまったとされる。事故後、カウアーは近くの病院に運ばれたものの、到着した際には死亡していたという。

 夫は当時の状況を、地元紙であるインディアン・エクスプレスに対して明かしている。
「妻と私はゴーカートを楽しんでいたが、突然彼女の留めていた髪がほどけて、直後に叫び声を聞いた。私は品質のいい髪留めゴムと、ヘルメットを彼女に与えていた」

 警察の当局者は、BBCに対して「正確な死因は不明だが、今後の検査の結果が出れば判明する」と語っている。この件に関しては、現在まだ逮捕者は出ていない。ゴーカートの責任者は、ヘッドギアなどの使用を含む、すべての安全対策は行われていたと声明を発表している。インドにおけるゴーカートの事故は非常に稀で、国内には衝撃が走っているという。

 この件に関して、ネット上の外国人の間では「非常に悲劇的だ。将来同じ事故が起きるのを避けるためには、ゴーカートの設計の見直しを徹底的に行うべきだ」「私も長い髪を持っているが、スポーツやアウトドアをやる時はしっかり結んでいる。この死は避けられるものだったと思う」と、この事故がどうして起こってしまったのかという理由を考える声が大多数である。一方で、「健康も安全もゼロだな」「嫌な死に方のトップテンに入る」と、この事故自体の悲惨さを嘆く声が見受けられるのも事実である。インド国内だけではなく、この悲劇的な死に衝撃を覚えた人は多いようだ。

 老若男女すべてが楽しい時間を過ごすはずの遊園地において、こうした悲劇的な事故が起こるのは、本末転倒にもほどがあるだろう。こうした事故が少なくなるように、世界の遊園地の関係者たちには、可能な限りの安全対策を行ってほしいものである。

(文◎コリス東条)