「北千住なら大丈夫?」赤い自転車で現れた〝浅はか〟強盗男の末路…

JR東日本の2016年度の発表によると、一日の乗降客が秋葉原に次いで第10位(およそ21万人)と発表された北千住駅。各メディアが発表する「住みたい街ランキング」でも近年人気が急浮上しており、住民だけでなく近隣からも人が訪れる人気のエリアとなっている。

その北千住の街の雑踏に紛れようとしたのか、警視庁千住署は今月12日、強盗容疑で住所不定で無職の沢崎幸一容疑者(56)を逮捕した。

沢崎幸一容疑者は今月2日の午前10時前、東京都足立区千住の開店前のブランド品買い取り店に押し入り、女性従業員に包丁を突きて「金を出せ」と脅し、店の金庫から46000円を奪った疑いが持たれている。幸い、女性従業員に怪我はなかった。

沢崎幸一容疑者は「金に困ってやった」、さらに「上野や御徒町なら目立つが、北千住なら目立たないと思った」とも供述しているという。

しかし、冒頭でも述べた通り、ここ数年で北千住はめまぐるしく発展した。このため、沢崎幸一容疑者の思考は、浅はかと言わざるを得ない。なぜなら、北千住はJRの他に私鉄、地下鉄を含め5路線が走るターミナル駅であり、埼玉、千葉、茨城から多くの人間が毎日押し寄せる地である。「上野や御徒町なら目立つが…」と供述してるようだが、実は上野(13位・約18万人)や御徒町(67位・約7万人)より1日の乗車人員は多いほどである。

逮捕の決め手となったのは、沢崎幸一容疑者が乗る「赤い自転車」が防犯カメラに映っていたことにあった。逮捕の手助けとなりそうな特徴のある自転車に乗り、犯行現場に向かった容疑者の心理状態は、自身の末路を考えられぬほどに思考能力が低下していたということなのだろうか?

強盗罪の刑は、5年以上20年以下の有期刑と刑法で定められており、他に罪を併合された場合は最長30年という長い刑務所生活が待っている。軽い気持ちで万引きをして、それを止めようとした警備員を跳ね飛ばした場合などでも、強盗罪は成立するのだ。

それでも、沢崎幸一容疑者を凶行へと走らせたものとは何だったのか。追いつめられた者たちによる凶行を未然に防ぐ手段とはないものだろうか。

(文◎RNO編集部)