【被害1億円超】架空請求詐欺で逮捕された現役近大生の素顔とは?

在籍学生の人数で、日本大学、早稲田大学に続いて国内第3位の学生数を誇り、関西を代表する学閥の一つに数えられる近畿大学(当サイト調べ)。そのマンモス大学に在籍する学生が、詐欺の疑いで今月19日、警視庁に逮捕された。

同大学農学部2年生の下田伊於利容疑者

(20)は昨年10月頃、愛知県の女性看護師に対して、「有料動画サイトの登録料が未納です」と、事実に反するメールを送ったという。その後、被害女性に電話で架空の請求を行い、60万円相当のAmazonギフト券を騙し取った疑いが持たれている。

下田伊於利容疑者(本人のFacebookより)

 

この架空請求について、下田伊於利容疑者は容疑を認めている。

捜査関係者によると、下田伊於利容疑者は架空請求で金を騙し取る詐欺グループのメンバーの1人で、被害者に購入させたAmazonギフト券のシリアル番号をコンビニで入力させ、自分たちの電子口座のアカウントに振り込ませていたようだ。この詐欺グループの逮捕者は、これで8人になったという。

下田伊於利容疑者は、このすでに逮捕されている詐欺グループのメンバーの1人で、このグループによる被害は昨年2月以降判明しているだけでもおよそ2200件、被害総額は1億円と超えるとみられている。

下田伊於利容疑者らのグループが行っていた架空請求のメールを送るという手口は、数年前から発生していた典型的な詐欺であった。

「有料コンテンツの料金が未納のため、法的措置を取る」と脅し、その代金として現金を振り込ませるいう内容だ。このようなメールに対しては、消費者庁でも再三再四、注意喚起を行ってきたが、それでも1億円超もの被害が出ていたことになる。

消費者庁によって注意喚起されているが…

 

では、我々が被害者にならないためには、どのような対策を講じればいいのだろうか。本誌解説員でジャーナリストの竹村明氏に聞いた。

「不審なメール、身に覚えのない請求は、無視することが一番です。詐欺グループはリストに従い、そこにあるアドレスにこのような架空請求のメールを一斉に送信します。そのメールに返信、または反応してしまうと、自分の個人情報を詐欺グループに渡してしまうことになります。それと同時に、自分のアドレスが現在も使われていることが相手側に知られてしまい、このような詐欺メールが次から次へと届く結果になるのです」

刑法において詐欺罪は10年以下の懲役に処するとある。4月の入学シーズンを前に、多くの新入生を迎え入れる近畿大学にとっては、「現役在校生に詐欺犯がいた」という、ありがたくないニュースとなってしまった。

(文◎RNO編集部)