〝魔の海域〟の新たな犠牲者?バミューダで消えた米国人大学生の行方

バミューダ諸島をご存じだろうか。北大西洋にある島々であり、アメリカ・ニューヨークから飛行機でおよそ2時間半の距離ながら、イギリスの海外領土として知られる地である。

日本においては、このバミューダ諸島とフロリダ半島、プエルトリコを結んだ〝バミューダ・トライアングル〟と聞いた方が、島そのものより知名度が高いかもしれない。この3点で結んだ地域は船や飛行機が消える〝魔の海域〟として有名で、多くの小説や映画などの舞台となっていることでも知られている。これらの怪現象の原因として、「現地で頻発するハリケーンや霧などの気象現象が原因」とする説から、「タイムスリップが起きている」、「宇宙人が連れ去っている」などの怪説まで、様々なものが囁かれているが、事実は現在も謎のままだ。

そんなバミューダ諸島において、大学生が〝消える〟事件が発生し、世界から注目を集めている。

CNNが今月19日に伝えたところによると、同17日からバミューダで行方不明になっていたアメリカ人学生が死体で発見されたという。この学生はマーク・ドムブロスキーという男子大学生で、今年フィラデルフィアのセントジョセフ大学に入学していた。このマークはラグビー部に所属しており、エリアル・リ・バミューダ・インターナショナルという7人制ラグビーの大会トーナメントに出場。この大会は16日に終了し、その後マークは友人や家族と街に繰り出したという。その後、17日の夜に、『ザ・ドック・ハウス』というレストランに家族や友人と訪れて以降、彼は消息不明になっていた。

警察など関係各所が捜索に当たっていたが、その後、マークはバミューダの中心部にあるフォート・プロスペクトの堀の中で死亡した状態で発見されたという。当局は犯罪の可能性も考慮し、法医学者が調査を行ったり、監視カメラの映像を精査するなど、調査を開始しているという。監視カメラの映像によれば、18日の深夜1時、死体が発見されたフォート・プロスペクトから西に2㌔ほど離れた位置のフロント・ストリートという通りをマークが携帯電話を使いながら歩いていたという。現在、警察は何らかの情報を持っている人に対して、情報提供を呼び掛けている。

この怪事件について、ネット上の外国人は「なんと悲しい事件なんだ」「私の息子もこの春に大学生になる。心が痛い」という新入生マークの死に対して哀悼の意を表する声が圧倒的に多いが、中には「春休みのトライアングルか…」という〝バミューダ・トライアングル〟にまつわるネガティブな噂を連想させるような感想を抱いた声もある。多くの人にとってこの事件は、ただただ悲劇的ではあるものの、場所柄ゆえに一部の人々にはミステリーを感じさせているようだ。

果たして、この大学生の死の原因は何なのか? 事故死、自殺、他殺、あるいは…。今後の続報に注目していきたい。

(文◎コリス東条)