猥褻俳優・青木玄徳容疑者で4人目…呪われた〝テニミュ俳優〟の闇

今月5日、警視庁世田谷署は、路上で女性に抱きつき怪我を負わせたとして、仮面ライダーシリーズなどに出演した俳優の青木玄徳(つねのり)容疑者(30)=東京都世田谷区=を強制わいせつ致傷の疑いで逮捕した。

青木玄徳容疑者は、先月4日の午前1時ごろ、世田谷区太子堂4丁目の歩道で、30代の女性に背後から抱きついて胸を触り、首や腰などに10日間のケガを負わせた疑いが持たれている。

調べに対して青木玄徳容疑者は、「見知らぬ女性に後ろから抱きつき、両胸をもんでしまいました」と容疑を認めている。直前まで付近で酒を飲んでいたようで、「仕事が忙しく、酒に酔って気が大きくなった」と話しているという。

捜査関係者によると、青木玄徳容疑者は現場周辺の飲食店で午前1時ごろまで1人で飲酒。店を出た後、30分ほどの間に4人の女性に対して次々と抱きつく姿が防犯カメラに映っていたという。青木玄徳容疑者は犯行後、取り押さえようとした通行人の男性を振り切って逃走していたが、なんと現場に自らの写真入りのプロモーション用資料を落としていたことから、関与が浮上したという。人気俳優としても犯罪者としても、なんともお粗末な結果だったと言えるだろう。

青木玄徳容疑者と言えば、モデルを経て、2011年にミュージカル『テニスの王子様2ndシーズン』にて本格的俳優デビュー。その後は特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武(ガイム)』にて、仮面ライダーデュークに変身する青年役で出演していた他、今月1日に終了した舞台『パタリロ!スターダスト計画』では主役のバンコランも演じた新進気鋭の人気俳優である。

映画や舞台に引っ張りだこであったがゆえ、青木玄徳容疑者が事件を起こしたことで、大対応に追われているのは舞台や映画の関係者だ。青木徳容疑者は、今月14日に初日を迎える舞台『メサイア ー月詠乃刻ー』に出演予定であったが、舞台の主催者は6日、公式Twitterで「諸般の事情により、降板をさせていただく事になりました。公演を楽しみにされていたファンの皆様には、ご心配、ご迷惑をおかけしまうことを心よりお詫び申し上げます」と青木玄徳容疑者の降板を発表。なお、公演は予定通り行い、代役や払い戻し対応などは後日公式HPなどで告知するとしている。

青木玄徳容疑者の降板を告げる舞台のTwitter

また、青木玄徳容疑者が出演している映画『闇金ドッグス8』は、14日に予定されていた初日舞台あいさつを中止。また、今秋公開の映画『恋のしずく』(瀬木直貴監督)にも出演しており、関係者は「対応協議中」としている。青木玄徳容疑者は、3月31日付けで所属事務所「ドルチェスター」とのマネジメント契約を満了。更新は行わず、双方の合意をもって退所するとの旨を事務所公式Twitterを通じて報告している。

今回の逮捕を受けて、ネット上では「テニミュ(テニスの王子様ミュージカル)出身の逮捕者出るの、これで何人目だよ」「テニミュ俳優が闇すぎる」との声が多数上がっている。というのも、〝テニミュ俳優〟の逮捕者は、青木玄徳容疑者でなんと4人目になるのだ。甲斐裕次郎役を演じた篠谷聖は、2012年9月、当時17歳の未成年女子に対する強姦致傷の疑いで逮捕され、懲役7年の実刑判決を受けている。初代芥川慈郎役で出演していた矢吹卓也は、2011年に親しい女性のキャッシュカードを盗み現金約20万円を引き出した窃盗の疑いで逮捕。亜久津仁役で出演していた清水良太郎は2017年、デリヘル嬢へ覚醒剤を強要し、自身は尿検査の末、覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕されている。そして今回、1つのミュージカルからなんと4人目の逮捕者が出てしまったというわけだ。

また、今回の事件は、青木玄徳容疑者の公式スタッフが運営するTwitterアカウントが〝急展開すぎる〟として注目を集めている。ネットの情報をまとめると、まず、今月6日、青木玄徳容疑者の公式ファンクラブでは、3月31日をもって所属事務所の専属マネジメント契約を終え退所したと発表。その後、午前10時ごろ、青木玄徳容疑者のスタッフが運営する公式Twitterアカウントが開設され、「青木玄徳スタッフ公式Twitter開設致しました!」と投稿されたのも束の間、その1時間後には本人逮捕のニュースが報じられ、報道後1時間でそのアカウントは削除されたというものだ。アカウント開設後、約2時間で閉鎖されるとは、ファンの情報収集能力にも感心させられてしまうが、あまりに急展開すぎる結果となってしまった。

本誌解説委員でジャーナリストの竹村明氏は、「性犯罪は再犯リスクがある」と指摘する。

「わいせつなどの性犯罪は、再犯リスクが心配されます。罪を償う他にも、正しい治療が必要となるケースもあります。刑罰の面だけでなく、医師を始めたとした周囲が、医療面でもしっかりと向き合うことが求められます。ちなみに、出演シーンについては、逮捕容疑が性犯罪となると印象も悪いため、出演シーンが全カットととなる可能性が高いです」

逮捕者の他にも、当時第2弾に出演予定であった俳優が、稽古帰りに乗用車と接触し意識不明の重体になる大事故に巻き込まれるなど、かねてより『呪いの作品』とも囁かれていた〝ミュージカル・テニスの王子様〟。今後は、逮捕者も事故者も出ないことを願わずにはいられない。

(文◎朝比奈ゆう)