【捜査関係者が激白】平尾龍磨容疑者が見つからない理由とは?

瀬戸内海を泳いで渡った?

今月8日に松山刑務所大井造船作業場から窃盗などの罪で服役していた平尾龍磨容疑者(27)が脱走してから4日が経過したが、依然として確保に至っていない。警察は、平尾龍磨容疑者が広島県尾道市向島に潜んでいるとみて、最大規模の900人態勢で捜索している。

(参考記事:【松山刑務所から脱獄】指名手配された平尾龍磨容疑者の素顔を公開

向島では8日以降、盗難事件が相次ぎ、現金などが盗まれた車からは平尾龍磨容疑者の指紋が検出されたほか、近くの空き家からは、何者かが侵入した形跡や足跡が見つかっている。警察は平尾龍磨容疑者が現在も向島に潜伏している可能性が高いとみて、空き家や山林などを捜索を進めている。

尾道市によると、向島は2018年3月31日現在、10,422世帯、2万3,156人が暮らしているという。島は東西に6.6㎞、南北に5.4㌔、面積18.40㎢と、小島というほどではないものの、人口の6%以上に相当する900人もの警察官が捜索に当たる中、なぜ未だ平尾受刑者の発見に至らないのか?

県警関係者が明かした捜査が難航する理由とは?

その理由について、広島県警のある捜査関係者は、「向島特有の問題が捜査を妨げている」と指摘する。それが、1,000件を超えるという空き家の存在だという。

「島内の家を全て捜索をしてまわりたいと思っています。しかし、令状主義が原則ですから、家主やその家族に解錠してもらい、捜索に立ち会って頂く必要があるのです。しかし、空き家であるため、まず家主を確認し、その連絡先を調べ現地に来てもらうなどしなければならず、捜索するのは容易ではありません。そのため、損傷箇所や足跡の有無などを目視での確認するだけの状態です」(広島県警捜査関係者)

尾道市によると、2015年の調査時点で向島には1,089軒が確認されたという空き家。「リアル・プリズンブレイク」を実行している平尾龍磨容疑者は、どこに潜伏し、どのような日々を送っているのだろうか? 早期解決が望まれる。

(文◎四菱 紘淳)