【逃走16日目】平尾受刑者に目前の仮釈放を捨てさせた〝緊急事態〟

ノンフィクション作家・斎藤充功氏が着目する「携帯電話」

平尾龍磨受刑者(27)が〝塀のない刑務所〟と呼ばれている開放的処遇施設、松山刑務所大井造船作業場を脱走したのは4月8日(日)17時30分から19時の間である。平尾龍磨受刑者は逃走途中に軽自動車を盗み、そのまま向かった先は芸予諸島のひとつ、人口2万人余りか生活する広島県尾道市の向島(むかいしま)だった。

本格的な捜索が始まった9日(月)以来、延べ1万人の捜査員を投入して島内の捜索が開始されたが、2週間経過した現在、いまだ身柄は確保されておらず、島外脱出の噂も流れる状況になってきた。

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土地鑑のない平尾龍磨受刑者がなぜ、長期間向島に潜伏することができるのか? 食糧、飲料水、衣類の確保が容易で、その上、携帯電話まで盗んでいるので捜索の状況はしっかり掴み、新聞からも情報を得て逃走劇を実行していると思われている。携帯電話の〝GPS(位置情報)〟を巧みに使用しているのであろう。

大井造船作業場に移送される選考基準とは?