【不良絶滅】逮捕された新成人の改造車はどれだけダサかったのか?

今月3日、静岡市で行われた成人式の会場に、改造車で参加した2人の新成人が道交法違反の容疑で逮捕された。その改造車があまりにも「ひどすぎる」と話題となっている。

静岡県警南署は、道交法違反の疑いで静岡県駿河区南八幡町のとび職の男(20)と、同市の電気工事員の少年(19)をそれぞれ現行犯逮捕した。2人は新成人で、静岡市が主催する成人式に向かう途中だったという。

とび職の男の逮捕容疑は、同日午後1時ごろ、成人式会場周辺の市道で、乗車席以外の場所に同乗者を乗せて運転した疑い。電気工事員の少年は、消音器であるマフラーを装着していない乗用車を運転したことが逮捕容疑である。2人は同署の調べに対して「目立ちたかった」などと話しているという。

成人式に派手な行動を起こして逮捕者が出るのは、もはや日本の風物詩となっており、それ自体は特に驚くべき話ではない。しかし、今回話題となっているのは、逮捕された2人がそれぞれ乗っていた改造車についてである。共に、ベースはトヨタの白い高級車クラウンなのだが、屋根を無理矢理切断したかのような〝即席オープンカー〟なのだ。ボディーには、「Shizuoka」「1月」「ぜんこくせいは」「せるしお」「#カワイイ」「♯コスパ」など、ところ狭しと着色スプレーで小汚い文字を踊らせている。

この改造車に対してネット上では、「いじめられっこの机かな?」「これイタズラされてね?」「これ乗るとかバツゲームかよ」「だっせー。としか言い様がない」「時代錯誤」「改造車乗るとかダサ」などと酷評されている。それらの声を総合してみると、改造車自体が〝かっこ悪い〟ということは言うまでもなく、そもそもこのように車を改造して目立とうとする行為や、暴走行為自体が一般の人の大部分に〝かっこ悪い〟と映ることがよく分かる。つまり〝不良=ダサい〟と映る時代なのである。

昨年12月、博報堂生活総合研究研が「なぜ〝不良の中学生〟はモテなくなったのか」という記事をネット上で発表し、話題となったことは記憶に新しい。同研究所の調査結果によると「今の子どもたちにとって、不良はもうモテの対象ではなく、やさしくて、清潔で、頭の良い子がモテるようになってきた」と結論付けている。この調査では、小学校4年生から中学校2年生が対象となっているが、年齢が下がるほど、より〝不良はダサい〟という価値観を持つようである。

これも、時代の流れなのだろう。ちょっとした「不良アピール」によって逮捕されてしまった2人にとっては、これが社会勉強となり、今後まっとうな人生を送ってくれることを願わずにはいられない。

(文◎朝比奈ゆう)