大企業を内側から破壊するバブル入社組の〝ポンコツ社員〟たち

厚生労働省によると、2017年10月時点の有効求人倍率は1.55倍。これは1974年1月以来の高水準で、超売り手市場と呼ばれたバブル期(1986~1991年)を上回る。

就職や転職を目指す若者にとっては恵まれた状況なのは言うまでもない。だが、その一方でバブル期入社組のアラフィフ社員を対象とした「早期退職」という名の追い出しが粛々と進められている。百貨店最大手の三越伊勢丹HDが上乗せ分込みで最大5000万円に及ぶ退職金を用意して早期退職をすすめたことは記憶にも新しい。

「同社のケースに限らず、ひと昔前の経営悪化による場当たり的なリストラとは異なり、多少余力のある今のうちに人員整理しておこうとする企業が増えています」

そう説明するのは、これまで数々の企業の早期退職に関わってきた人事コンサルタントY氏。ここまで高額なのは珍しいが、最近は早期退職時の退職金上乗せ額も増加傾向にあるという。