東京を脱出した「JKビジネス」メニューに載らない「裏オプ」とは?

今月4日、埼玉県警は、18歳未満の少女にわいせつな行為をさせたとして、児童買春などの疑いで大宮のJKお散歩店『JK Walker』の自称従業員で埼玉県川口市の水上真一容疑者(31)ら2人を逮捕したと発表した。

警察によると、『JK Walker』とは女子高生と散歩などが出来るなどと謳う〝JKビジネス店〟で、水上容疑者らは今年8月、16歳の女子高生を客に紹介し、さいたま市大宮区のホテルでわいせつな行為をさせたとして児童福祉法違反や児童買春などの疑いがもたれている。同店は、現役の女子高生と1時間6000円で散歩が出来ると謳いインターネットで客を集めていたが、実際には2万円前後で客とホテルでわいせつな行為をさせていたと見られている。警察がインターネット上の不審な書き込みをチェックする中で、今年7月にJKビジネス店が県内で初めて確認されたとのことだ。

調べに対し、水上容疑者らは「性的サービスはさせていない」などと供述し、容疑を否認しているという。

「JKビジネス」とは、〝JK(女子高生)〟が男性客に対して何らかのサービスを提供する業態の総称である。2006年頃より、東京の秋葉原や名古屋を中心に広がりを見せていた。

サービス内容は、女子高生と店外に出て街中を散歩デートが出来る〝JKお散歩〟や、個室でマッサージを受けられる〝JKリフレ〟、マジックミラー越しに女子高生が折り紙を折る様子などを見学できる〝JK見学〟〝JK作業所〟、女子高生と一緒にお茶をしながら会話が出来る〝JKカフェ〟〝JK喫茶〟など多岐に亘る。

しかし、サービスを提供する側が女子高生という未成年である上に、店外に出ることで店の監視が行き届かないことや、個室で2人きりになることなどから、以前より「売春の温床になっている」との指摘がなされていた。

実際に、女子高生が客とホテルでわいせつな行為をしている実態が明らかになってきたことなどから、特に店舗の多かった東京や名古屋では条例改正が繰り返し行われる、厳しい取り締まりが頻発。そして、多くの店が摘発されてきた。

東京などの大都市圏ではあまり見られなくなったJKビジネス店ではあるが、今回の摘発でそれが周辺都市に流出していた実態が明らかになったと言えるだろう。JKビジネスに詳しい竹村明氏が、それほど警察が摘発に躍起になる〝裏事情〟を語る。

「JKビジネス店では多くの場合、店側は女子高生に対し控え室に張り紙をするなどして〝わいせつな行為はするな〟とあえて言うようにしています。メニューにも、もちろんそのようなサービス内容は記載されていません。しかし、それは全部〝表向き〟です。実際には、女子高生が〝裏オプション(裏オプ)〟を行っていることを多くの店側は知っていますし、『もっと稼がないとね』などと、暗に性的サービスをやるように仕向ける店もあります」

散歩やおしゃべりをするというサービスはあくまで〝表向き〟。実際には、多くの店でメニューには記載されていないサービス〝裏オプション〟が存在するというのだ。女子高生と客が会話の中で交渉をし、価格を決めるが、相場としては手コキ1万円~、フェラ1万円~、本番2万円〜程度、まさに売春の温床となっている証明だという。

「女子高生の裏売春が問題となって以降、特に店舗が多かった東京都や愛知県では、条例改正が行われるなど取り締まりが厳しくなりました。しかし、今回の舞台が埼玉県であったことからわかるように、条例が厳しくない隣県へと移っているだけなんです」(前・同)

女子高生と関わりたい男とお金を稼ぎたい女子高生がいる限り、これからもいたちごっこの摘発劇は続くだろう。

(文◎朝比奈ゆう)