「性欲を抑えられなかった」逮捕歴5回の元小学校〝わいせつ〟講師

今月10日、兵庫県警宝塚署などは、強制わいせつ致傷容疑で大阪府茨木市立小学校の元常勤講師・谷口雅俊(たにぐち・まさとし)被告を再逮捕したと発表した。谷口被告は、強制わいせつ罪で公判中であり、今回で5回目の逮捕となるという。

再逮捕容疑は、今年4月22日午後9時40分ごろ、兵庫県宝塚市内の路上で、高校3年生の女子生徒(17)に背後から抱きついて押し倒して太ももを触り、膝に打撲やかすり傷などの怪我を追わせた疑いである。谷口被告は調べに対し「性欲を抑えられなかった」と容疑を認めているという。県警は、他にも同様の手口の被害が報告されていることから、関連を調べているとのことだ。

本来、子供たちに「教育」「指導」を行う立場である教師や講師による性犯罪は、後を絶たない。しかも、谷口被告は女子高校生を相手に「傷を負わせてまで触っている」ことから、本人が供述しているように、よっぽど「性欲が抑えられなかった」のだろうと想像できる。

さらに驚かされることは、谷口容疑者が今回で5回目の逮捕ということだ。そこから見えてくるのは、やはり性犯罪の「再犯リスク」だろう。

「性犯罪に再犯リスクは付き物です。近年ではこうして性犯罪を繰り返してしまうのは『性依存症』であるとの見方が強まっています。つまり、欲望に負けてしまうという単純な話ではなく、病気であるとの見方です」(専門医)

「触りたい」という欲求が抑えられないのは〝症状〟であり、こうした症状は、脳が一度味わった快楽を覚えていることから、条件反射的に起きてしまう脳の反応の結果だというのだ。つまり、本人の意思だけではどうにもならないところに「再犯リスク」が存在するのである。

おまけに、逮捕され、罰則を受けたとしても、適切な〝治療〟が行われない限り、根本的な解決には至らないのだ。

特に、未成年期などの若い頃に受けた性被害は被害者にとって、その後の人生に大きなダメージを与えることとなる。それだけに、性犯罪者に対しては、一刻も早い再犯リスクを減らす取り組みが求められている。

それにしても、こうした性犯罪の加害者が、教師や講師といった立場のある人間であることが多いように思えてならない。こうも性犯罪を繰り返すようでは、一部のマジメに勤めていらっしゃる方を除き、〝先生〟と呼ばれ尊敬の対象となった時代は、とっくに終わってしまっていると言えるのだろう。

(文◎朝比奈ゆう)