「驚くほど不正確」イギリス警察が導入した〝顔認証システム〟の悪評

DNA鑑定が早期解決に役立つ一方で…

警察の捜査は、DNA検査など次々と新たな技術が導入されることで、その形を変え続けている。だが、こうした技術というのは〝諸刃の剣〟となる場合もあり、使い方を間違えれば悲劇を生むのである。

先にあげたDNA検査の例を挙げれば、2012年に鹿児島県鹿児島市で起きた強姦事件などが有名だ。この事件では、被害者の女性の胸から採取した体液とDNA型が一致し、さらにDNAは鑑定できなかったものの膣内から精液が検出されたとされ、ある男性が懲役4年を求刑された。しかし、控訴審においてDNAの再検査が行われたところ、膣内の精子からは別のDNA型が検出され、逆転無罪を言い渡されたのである。他にも、14年に再審が行われ、死刑囚であった袴田巌の事実上の無罪が確定した強姦殺人放火事件「袴田事件」なども、最新のDNA鑑定により、以前の物証が覆されたことで無罪を勝ち取ることとなったと言われている。

こうした捜査に用いられる新技術が、あらぬ冤罪を生み出すきっかけとなるのではないか――。そんな懸念が今、イギリスでとある技術に向けられ、注目を集めている。

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カメラの視界にある顔全てを検出し過去のデータと比較