【最高当選金額6億円】「ロト6」詐欺で3億円騙しとった男たち

警視庁は、最高6億円が当たる宝くじ「ロト6」の当選番号を教えるなどと噓のメールを送り、男性から現金50万円をだまし取ったとして、鮫島靖明容疑者(32)、糸瀬陽介容疑者(30)、山田欣司容疑者(35)ら男4人を逮捕した。

鮫島容疑者らは、先月25日から28日にかけて、島根県の男性・Aさん(60代)に対して「ロト6の過去の実績から当選しやすい番号を教えます」などと最初にメールを送り、指定したURLにアクセスしてきたことから、情報料の名目で50万円をだまし取った疑いがもたれている。Aさんは、このほかにも200万円を振り込んだという。

警察によると、鮫島容疑者らは不特定多数に対し、自らのホームページに誘導するリンクと共にAさんに送ったものと同様のメールを送信。興味を持ち、そのホームページに住所や電話番号を入力してきた人に対して、金を振り込むように電話をかけていたという。

拠点となっていた千葉県浦安市のマンションの1室からは、携帯電話20数台などを押収。

鮫島容疑者らのグループは同様の手口で、1年余りの間に全国100人以上から約3億円をだまし取ったことが確認されており、他にも十数人の仲間がいるとみて行方を捜査しているという。

また、警察は「捜査に支障がある」として4人の容疑の認否は明らかにしていない。

今回のグループによる被害が1年あまりで3億円ということからもわかる通り、この「ロト6」を巡る詐欺が、ここ数年急増しているという

ロト6とは、1~43の数字の中から異なる6つの数字を選ぶ宝くじである。これを利用した詐欺とは、一体どういう手口なのか。この詐欺は、「すでに発表されている当選番号をあたかも事前に知っていたかのように見せかける」ことが被害者を騙す上でのポイントとなっていたようだ。

http://www.takarakuji-official.jp/know/loto/loto6/より

 

当選番号は抽選をした上で決められるのだが、その模様はインターネット上で動画配信され、リアルタイムで分かる。一方、新聞では翌日の朝刊に掲載されるので、このわずか数時間のタイムラグを利用するだけの、ごく単純な手口ではある。

宝くじ公式サイト より
宝くじ公式サイト より

 

詐欺グループは、客に公開している情報を本当であると信じさせるため、抽選日当日にネットで当選番号を把握した上で、客に「今回は無料で私たちの情報を教えますので、明日の朝刊で当たっているどうか見てください。」などと、既に確定している当選データを伝えていた。インターネットに疎いお年寄りたちは、翌朝の新聞を見てビックリ、あたかも事前に当選番号を知っていたかのように錯覚するというものだ。

一度信用させてしまえば、あとは比較的容易である。

「次も教えてあげるけど、当選番号を教えるには当選金額の数十%の預かり金が必要」

「入会費を払って特別会員になれば、ロト6の2等の当選番号を教える」

「当選番号を決める権限を持つ人がいる。教えてもらって当選金を山分けしよう」

などとでたらめを言い、情報料として次々に金を騙し取っていくのだ。

目の前に大金をちらつかされて、無関心でいられる人など少ないだろう。詐欺師たちはあらゆるところに網を張っているのだ。

楽して稼げるおいしい話には、注意が必要である。

(文◎朝比奈ゆう)