在留カード1500枚を偽造した中国人を逮捕 ベトナム人に転売

不法滞在者の間に広がる〝偽造〟在留カード

中長期間にわたって在留する外国人に対して交付され、在留する者であることを証明するのが「在留カード」だ。在留許可証としての性格を有する貴重なものであるが、この貴重な在留カードを偽造してベトナム人に売りさばいていたとして、中国人の男が逮捕された。

偽造された大量の在留カードをベトナム人ブローカーら約30人を通じて売りさばいたとして、茨城県警と岡山県警に入管難民法違反(偽造在留カードの提供)の容疑で逮捕されたのは、中国人で鉾田市鹿田の農業手伝い、陳小竜容疑者(31)。

かつて摘発された偽造在留カード 右が本物

捜査関係者によると、陳小竜容疑者は、偽造された在留カードの転売を繰り返し、少なくとも約1500枚の偽造カードが全国11都府県の外国人に渡ったとみられているという。陳小竜容疑者は2017年12月に茨城県鉾田市で不法に滞在していたなどとして不法滞在の容疑で逮捕・起訴され公判中。その後の調べで、偽造された在留カードを複数所持していたことなどから、今回の容疑が浮上。陳小竜容疑者はSNSなどを通じてベトナム人のブローカーと連絡を取り合い、偽造された在留カードの転売を繰り返していたとみられる。

警察は背後に、偽造された在留カードを密売ネットワークがあるとみて、カードの販売先や製造元などについても調べを進めているという。

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