【ステーキ15万円】イタリアで〝ぼったくり〟に遭わない方法とは?

日本においても1〜2年前まで、東京の新宿・歌舞伎町の居酒屋で、「会計が高すぎる!」と客と店がトラブルになる事例が頻発し、話題になった〝ぼったくり店〟。このように、主に繁華街などで違法に感じるほどの代金を客に請求するぼったくり店というのは、これまでも度々問題になってきたように、古くから絶えない事例である。

これは世界においても同様で、タイの〝トゥクトゥク〟と呼ばれるタクシー代わりに使われるバイクで、バックパッカーなどの外国人に対して高額な料金を請求されるなどの問題が代表的だが、そんなぼったくりが今、イタリアの観光都市で行われ問題になっており、世界的な注目を集めている。

BBCが22日に報じたところによれば、イタリアの古都・ヴェネツィアで起こった日本人観光客へのぼったくり事件について、ルイージ・ブルグナーロ市長が批判の声明を上げたという。この事件は、4人でイタリアを訪れていた日本人学生が今月19日、観光名所のサンマルコ広場近くのレストランでステーキや魚、水を注文したところ、1100ユーロ(日本円にしておよそ15万円)の請求をされたというもので、被害に遭った4人はクレジットカードで支払ったものの、その後、警察にこの件について訴えたという。この事件は、グルッポ・25・アプリーレと呼ばれるヴェネツィア住民のためのフォーラムで、スポークスマンのマルコ・ガスパリネッティによって取り上げられることとなった。

サンマルコ広場。この近くでぼったくりが…

この行為を行ったレストランの名前は明かされていないが、所有するのは中国人で、エジプト人によって運営されているという。この事件の他にも、事件の起こった近くのレストランで、3人の女性がシーフードパスタを注文したところ、350ユーロ(日本円にしておそよ4万8000円)を請求されるという問題も起きている。

こうした事態を受けて、ルイージ・ブルグナーロ市長は「この恥ずべきエピソードが事実であると確認された場合、我々はこの騒動の責任者を処罰すべく全力を尽くす。我々は常に正義のためにある」と声明を発表した。上記のグルッポ・25・アプリーレのスポークスマン、ガスパリネッティによると、こうしたヴェネツィアのレストランで、地元の人間によって経営されているものはわずか1.1%しかないという。

この騒動について、ネット上の外国人の間では「イタリアは、ローマも含めてこうしたぼったくりが多すぎる」「ヴェネツィアで同じ体験をしたことがある」「他のヨーロッパの地方でもこうしたところはかなりある」と、こうしたぼったくりがイタリアやヨーロッパにおいて頻繁に行われていることを指摘する声が上がっている。一方で、「彼らはメニュー表にある値段を見ることができなかったのか?」「スマートフォンで翻訳アプリを入れさえすればメニューが理解できるだろうに」と、ぼったくりにあった日本人学生の用心が足りないのではないかという声も多い。こうした観光地におけるぼったくりというものが、世界に多くあるというのは、世界基準、つまり常識として心得る必要があるようだ。

我々日本人は外国に旅行する際、国内の旅行と同じテンションで行ってしまうことが多いと言われている。こうした事例が多いことを知って、用心に用心を重ねるべきだと言えるだろう。

(文◎コリス東条)