死刑判決75人!デモに加担したイスラム主義者を許さないエジプトの闇

デモ参加者700人超のうち75人に死刑判決

死刑判決――。

言うまでもなく、法治国家における刑罰の中で究極の存在であり、常に議論を呼ぶ刑罰の一つだ。人権団体・アムネスティによると、2017年の段階で死刑を採用している国は、日本を含めて世界で23カ国あるという。もちろん、こうした死刑が批判される理由の大きなものとしては、その刑罰の残虐性などが挙げられることが多い。

また、他の理由としては、死刑は執行されてしまうと、その後に冤罪であることが発覚しても、もはや手の打ちようがないという「不可逆性」や、あるいはそうした重い刑罰を為政者が行使できることへの「危険性」などが挙げられる。

そんな〝権力の暴走〟により人命が脅かされる事態が、今まさにエジプトで起こっており、世界中から批判を受けているという。

CNNが先月29日に伝えたところによると、エジプトの裁判所で同28日、2013年にモルシ大統領の支持者たちが治安部隊と衝突したデモについて、イスラム主義組織であるムスリム同胞団のメンバーを含めた75人が死刑判決を伝えられたという。彼らは、デモ隊と治安部隊が衝突した際、警察官の殺害、あるいは破壊行為などに関与したとされ、起訴されていた700人超の人々の一部であるようだ。

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「銃や火炎瓶で武装し、当局に抵抗して建造物を破壊、市民を攻撃した」