11歳未満の少女8人が餌食…パキスタン〝連続レイプ殺人鬼〟を逮捕

英語圏では、〝シリアルキラー〟と呼ばれる連続殺人犯たち。

有名なところでは、ソ連時代のロシアで52人の女性や子供を殺したアンドレイ・チカチーロ(1994年刑死)。アメリカで少年を含む33人を殺害し、ピエロの扮装を好んだことから〝キラー・クラウン〟の異名で呼ばれるジョン・ゲイシー(1994年刑死)。日本で言えば東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件で4人の幼女を殺害した宮﨑勤(2008年刑死)などが思い浮かべられるのではないだろうか。

こうした〝シリアルキラー〟の多くは、快楽殺人と呼ばれる、おのれの快楽を追求した末に殺人に至るパターンがほとんどだが、インドの隣にあるパキスタンにおいて、そうした快楽殺人型の連続殺人が発生し、世界から注目を集めている。

CNNやAFPが23、24日に報道したところによると、パキスタンのパンジャブ州東部にあるカスール県において23日、11歳未満の8人の女児を襲ってレイプした容疑で、イムランという24歳の男が逮捕されたという。周囲では、過去2年間に12人の女児がレイプされた末に殺されており、県内に「子供を狙う連続殺人犯がいる」と、以前より地域住人の不安の種となっていたという。

パンジャブ州の首相であるシャーバズ・シャリフは「彼は連続殺人者だ」と声明を発表。逮捕されたイムランがこれらの事件の犯人である可能性が高いと注目されている。

これらの事件が急速に解明に向けて進んだのは、今年に入ってからザイナブ・アミンという6歳の女児がレイプされて殺された事件がきっかけとなっているという。この事件が起きてから、警察の怠慢に対して国民が怒りの声をあげ、抗議のデモでタイヤを燃やすなどの行為に発展。警察との衝突で2人が死亡する騒動が起き、さらにTwitterなどのSNS上で『#JusticeForZainab(ザイナブに正義を)』というハッシュタグが流行し、パキスタンや他国の著名人の多くがこのタグを使って事件に言及することで、このタグが世界のトレンド入りするなどしていた。この結果、事件の注目がパキスタン国内のみならず、世界的に高まっていたのである。

被害に遭った少女を悼む遺族たち

警察はこうした状況の中、1150人のDNA検査を実施するなど、精力的捜査を進め、現場から収集されたDNAと一致した男を逮捕したという。検査に関わった医師らによれば、12人の犠牲者のうち6人のケースで同じDNAが見つかっているとされる。

この事件に対し、ネット上の外国人たちは「胸が痛い。大いなる怒りとともにこのクソ野郎に復讐することを願っている」「こんなことをできるのはどんな獣なんだ」など、怒りの声を続々とあげている。仮にこれが起きたのが自分の住んでいる国で、犠牲者が自分の子供だったら…そんな恐怖を呼び覚ますには十分なインパクトが、この事件にはあるということだろう。

幼女を犯して殺す――。まさに最低最悪の社会の敵ともいうべき連続殺人犯に対し、我々一般市民はあまりにも無力である。こうした事件、そして事件を起こす殺人者が近くに現れないよう、切に願うばかりだ。

(文◎コリス東条)