【有名セレブ社長】約18億円を脱税した宝飾販売店の男らに有罪判決

今月23日、大阪地裁は、高級腕時計を海外へと輸出したように装うなどの手口で約18億円を脱税した罪に問われていた愛知県名古屋市中区の宝飾品販売会社「ジュピター宝飾」を含む関連4社と、同社社長の長谷川章被告(50)に対して、有罪判決が言い渡された。

(Facebookより)

長谷川章被告には懲役7年6カ月、罰金6,000万円、関連4社には罰金総額3億4100万円が言い渡されている。

判決によると、長谷川章被告は2010年から2016年にかけて、ジュピター宝飾が高級腕時計を仕入れたように装い、消費税約11億900万円の納付を免れた上、輸出免税制度を悪用して4社で合計約6億8000万円の不正還付を受けたとされている。

輸出販売業の男が複数の高級腕時計を持って海外に渡り、日本国内で仕入れた品物を輸出したように装っていた。 時計は、実際にはジュピター宝飾のもので、男が仕入れたり海外で販売したりした実態はなかったという。

 

(Facebookより)

 

長谷川章被告らは、2012年5月から2013年8月にかけて、国内で仕入れた商品を輸出する場合に、仕入れ時に支払った消費税が還付される制度を悪用。実際には在庫の高級腕時計を香港の関連会社に運んだだけだったが、国内に設立した別会社から輸出したように装ったとして、消費税法違反容疑などで2016年2月に大阪地検特捜部によって逮捕されていた。また、同年11月には、同法違反容疑で再逮捕されている。

〝消費税還付制度〟とは、同じ物に対する消費税を二重に徴収してしまうことを避けるための制度である。国内から国外へ輸出売り上げがある場合、輸出売り上げに関しては消費税が免税される一方で、輸出のために国内で仕入等を行った場合は、消費税が課税されるため、売上高に対する消費税より支払った消費税が多くなることから還付を受けることができる。

ネット上では、「脱税額が18億円なのに、罰金が4億円しかないのはおかしい」との声も多数あがっているが、脱税した分の18億円はもちろん支払う義務があるほか、仮装や隠蔽があった場合にはさらに、重加算税も発生する。これらの税金分とは別に、罰金が4億円ということなのだ。

(Facebookより)

長谷川章被告と言えば、銀座の一等地に店を構え、高級外車を乗り回すなど、セレブ社長としてテレビなどのメディアで何度も取り上げられていた人物である。しかし、その羽振りの良さの裏には、消費税不正還付などに手を染めていた実態があったのだ。

税金の支払いから逃れて、その金でセレブ生活をアピールしていた長谷川章被告。脱税分と重加算税が課せられる中で、一度手に入れたバラ色の生活を手放すことになってしまうのだろうか。

(文◎朝比奈ゆう)