【約1800万円の荒稼ぎ】わいせつ動画配信で男女4人逮捕

今月24日、警視庁保安課は、インターネット動画サイトでわいせつ動画を配信したとして、東京都豊島区の会社員・渡辺慎也容疑者(32)と無職の高木衣絵菜容疑者ら24~28歳の女3人の計4人を公然わいせつ容疑で逮捕した。

捜査関係者によると、4人は共謀の上、昨年9月から11月にかけて、渡辺容疑者の自宅に設置したチャットルームで、高木容疑者ら女3人が全裸でわいせつな行為をしている映像を配信し、不特定多数に閲覧させた疑いがもたれている。

ライブチャットで裸をさらす美女たち(写真イメージです)

渡辺容疑者は、2015年7月から「FC2ライブ」という動画配信サイトで有料配信を始め、昨年12月までに約1,800万円の利益を得ていたとみられている。

調べに対して渡辺容疑者は「女の子に部屋を貸していただけで、配信の内容は見ていない」などと容疑を否認しているが、女3人は「間違いない」と容疑を認めているという。

「FC2ライブ」では、実に様々な動画が配信されている。昼のベッドルームに隠しカメラを仕掛けて妻が不倫している姿を配信する作品や、マンションを無料で貸す代わりに24時間監視および配信している作品、お爺さんが猥談や女装をしている作品、男がひたすら自慰行為をし続ける作品など、趣味嗜好のバラエティーに富んでおり、かねてより多くのリスナーを抱えている人気の動画配信サイトだ。

しかし、その多くはわいせつ動画であり、かねてより逮捕者を数多く出しては問題視されてきた。昨年2月には、六本木のチャットルーム運営会社社長ら男女5人が公然わいせつの疑いで逮捕されているし、同年7月にはライブ配信サイト代理店経営者ら男3人が同罪で逮捕されるなど、逮捕例は数え挙げたらキリがないのである。

「FC2ライブ」の配信方法は、無登録・無料で閲覧できるものから、登録すれば閲覧できるもの、登録してもポイント(1P/1円)がないと閲覧できないもの、閲覧するのに課金が必要なもの(有料チャンネル)と主に4つのパターンに分かれている。

わいせつ動画の多くは、途中までは無料で閲覧できるが、下着姿になり盛り上がってきたところで有料配信になるという仕組みだ。つまり、続きを見るにはお金がかかるというもの。有料チャンネルは、何秒かごとに数ポイントが必要となるため、性的な行為に至ろうとする時間を長くするなど、じらせばじらすほどお金が入ってくるのだ。

これを利用し、〝荒稼ぎ〟をしようとする者たちが後を絶たないのが現状である。中には、過去の配信や録画をしたものを著作権法を無視してまで配信して報酬を得ている者までいる。同様に、お小遣い感覚で出演する女性も後を絶たない。

今回の逮捕について、「またか」と思った人も少なくないのではないだろうか。しかし、これだけわいせつ動画を配信する人間が後を絶たないということは、それだけ儲かるということの証左であり、それだけ観る人間がいるということに他ならない。

このように無法地帯化されているようにもみえる「FC2ライブ」だが、海外のサーバーを経由した上での配信であっても、日本では罪になる。〝犯罪を犯して〟手に入れた金と引き換えに、前科がついて人生を棒に振ってしまっては、割に合わない。

(文◎朝比奈ゆう)