【アメリカ発】C・マンソンの〝遺産〟をめぐるきな臭い争いが勃発

莫大な資産家の死に際し、遺産目当てに親族と名乗る者が現れる――。小説やドラマで使い古されたストーリーの一つであろうが、それがかつて全米、全世界を揺るがした殺人犯にして、カルトリーダーの遺産であったとしたら…。そんな奇妙な事態が、今アメリカで起きている。

BBCが9日に伝えたところ、女優のシャロン・テート殺害事件(1969年)など、数件の殺害に関わったとして終身刑を言い渡され、昨年の11月にカリフォルニア州で死亡したカルト団体リーダー、チャールズ・マンソンの遺体や遺産について、「誰にその権利があるのか」という公聴会が行われているという。もともと、マンソンに親族はいないとされていたが、文通相手、離婚した元妻の孫、さらに長らく音信不通になっていた息子と名乗る者など、多くの人間が彼の遺産に関して相続する権利があると主張しているというのだ。現在、拘置所に保存施設がないため、検疫所でマンソンの死体を冷凍保存しているというカリフォルニア州カーン郡で代理人を務める弁護士は、この法的手続きについて、「サーカスのように実に奇妙である」と述べている。