【中国・北京発】子どもが勝手に注射されて裸にされる鬼畜幼稚園

日本でも圧倒的な絶対数の不足が叫ばれ、認可保育園の無償化や、認可外の保育園にも助成金を出すことを政府が決めるなど、なにかと話題にのぼることが多い保育施設。そんな中、園児に謎の薬物を注射したり、丸薬を飲ませたり、さらには女児を男性が裸に剥くなど、前代未聞の虐待行為疑惑が浮上した中国のとある保育園が、世間を騒がせている。

CNNが24日に報じたところによると、疑惑が持ち上がっているのは北京市の朝陽区にある「RYB新天地」という私立保育園。ここは「RYBエデュケーション」というニューヨークの証券取引所にも上場する企業が運営しているという。ここに通う園児の親が、中国版Twitter「微博」に、保育園が虐待を行っていると、動画とともに投稿。さらに警察への告発を行ったことで、微博に投稿された動画の再生回数は数百万回を超え、同保育園の虐待疑惑は中国全土で知られることとなった。

事件の発覚した北京の保育園

その母親の投稿によると、3歳になる彼女の娘はこれまでに得体の知れない茶色の液体を注射されたり、検査の際に見知らぬ裸の成人男性から服を脱がされるなどの行為を受けたという。しかも娘は、保育園の職員から両親を含む他人にこのことを言うなと口止めされていたのだ。

これら虐待行為の影響なのか、彼女は「どうして病気でもないのに、注射されないといけないの」と夜中に突然叫び声をあげるようになったと母親は語っている。さらに、別の4歳の園児の祖父は、孫のクラスメイトが反抗的な態度をとった際、白い丸薬を飲むように強制され、さらにそれを秘密にするよう皆に伝えられていたことを聞かされたという。

これら一連の疑惑を受けて、北京警察はRYB新世界に対し、監視カメラの映像を押収。法医学的な検査を行うなど、捜査を開始した。運営元であるRYBエデュケーションも、この事件を受けて一部職員の停職を発表。合わせて「警察に協力し、ビデオや設備を提出している。明確な結論を導き出す前に、園児や園児の親の心のケアを行い、この事件における園児への影響を最小限に抑えることが優先だ」という声明も出した。

この事件の報道を受けて、中国の微博などのネット上には「悲しくて涙が止まらない」「痛ましく、我々のコミュニティはこれを許容するべきではない」「これは虐待ではなくレイプだ」など、怒りの声があがっている。さらに、RYBエデュケーションの対応に対しても、不十分であると言及。責任を明確にしてその者には厳罰に処すべきだとの声も多く、まだこの炎上騒ぎが終わる気配はなさそうだ。

日本国内においても、今年6月に福岡県内の認可外の保育所で、園長を務めていた75歳の女が2歳児に暴行したとして逮捕されるなど、こうした虐待の報告は年々増える傾向にある。共働き家庭の多い先進国においては特に、今後もこうした保育所の問題は避けて通りえないトピックとなりそうだ。

(文◎コリス東条)