【2億円荒稼ぎ】わいせつ動画配信で逮捕された〝母子〟の異常な関係

1月30日、大阪府警サイバー犯罪対策課は、インターネットの動画配信サイトで女性の裸やわいせつな行為をライブ配信したとして、大阪市福島区の自称動画配信会社代表・戸高圭一容疑者(30)と、その母親でパート事務の戸高三千代容疑者(52)を公然わいせつ犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕した。

2人は、昨年10月から今年1月にかけて、大阪市西区にあるマンションの一室で、20代の女性2人がそれぞれ全裸でわいせつな行為をする映像を動画配信サイトに投稿。不特定多数の視聴者に見せたなどの疑いが持たれている。この容疑に対し彼らは「女性が勝手にやったことだ」と容疑を否認しており、20代女性2人に対しても公然わいせつの疑いで、任意で事情を聴いているという。

ライブチャットのトップ画面(写真はイメージです)

 

戸高容疑者らは、大阪市内に3カ所、東京都内に1カ所、配信拠点を設置していた。わいせつ動画に出演する女性らは、出会い系アプリなどを使って全国から250人ほど集めていたとみられており、母親が金銭管理などの事務的な作業を手伝っていたという。

配信していた映像は、ユーザーが閲覧する際に、ポイントを購入する必要のある有料コンテンツだった。閲覧者が支払った金額のうち、7割が容疑者ら2人に配分されるシステムだったようである。動画は、1分あたり50~60円程度で配信され、2人は平成27年9月から29年12月の間に約2億円もの報酬を得ていたという。

出演する女性は後を絶たない(写真はイメージです)

今回の逮捕容疑となった動画配信について、性犯罪事情に詳しい竹村明氏は、「ライブチャットサイトの可能性が高い」と話す。

「マンションなどの部屋の一室を〝チャットルーム〟にして、そこに〝チャットレディー〟と呼ばれる女性を配置します。インターネットを介し、パソコンの画面越しに、男性を相手に映像や音声を使いながらチャットをさせるというものです。最初は普通の会話をしていますが、閲覧数や閲覧時間を延ばして女性たちや運営側が稼ぐために、徐々に女性が服を脱いでいき、わいせつな行為に至るのがセオリーです。チャットルームの運営自体は違法ではないですが、性器を撮影し配信すれば当然法律に抵触します。しかし、今まだほぼ黙認されている状態でした。過激な画像を配信しなければ成り立たないためライブチャットの大半が法律に抵触するわいせつ動画を配信しているのが実態です。そうしたことからも、今回の摘発は見せしめ的な意味合いが強いのではないかと思います」

また、250人ものチャットレディーが集まった背景についても話を聞いた。

「誘い文句としては、『風俗店と違って客との直接の接触はない』『AVのように映像が世の中に残ることもない』との謳い文句で誘うことが多く、簡単に高収入が得られることをアピールします。しかし実際は、裸体をさらすのは当たり前、それ以上のわいせつ行為をしないことには稼ぐことは難しくなっています。また、ネット上には保存された動画が多数出回っており、『映像が残らない』というのは間違いです」(同専門家)

現在ネット上では、戸高圭一容疑者のインスタグラムが特定され、話題となっている。高級ブランド品を数多く購入し、タワーマンションに住む様子など、〝超セレブな私生活〟を自慢するかのような投稿が連日なされていたのだ。

しかし、数々のネットを調べてみると、以前はFacebookを頻繁に投稿しており、戸高圭一容疑者がかつてバンドを組んで、ドラムを担当していたことが窺える。しかし、それらの投稿は2013年頃を目処に途絶えていた。

その後、インスタグラム上では、母親とお揃いでルイヴィトンのスマホケースを購入する写真や飛行機のファーストクラスに搭乗して食事をする様子など、一般的なバンドマンとは思えないリッチな生活が公開されるようになっていた。

つまり、売れないバンドマンが辿り着いた先は、女性たちにわいせつ行為をさせ、2億円以上を荒稼ぎする動画配信会社の代表ということだったのだろうか。そして、母親を巻き込んで逮捕されてしまった……。

超セレブな私生活の裏には、画面越しではありながら、見ず知らずの男性相手にあられもない姿や行為をさらす、250人もの女性たちの〝苦行〟が隠されていたのだ。

(文◎朝比奈ゆう)