[東京 9月22日 ロイター] – 日本の工場活動は4カ月連続で縮小し、サービス部門の伸びは8カ月ぶりの低水準に落ち込んだことが金曜日の調査で明らかになり、力強い回復に苦戦する日本経済が直面する課題が浮き彫りとなった。 。
9月のauじぶん銀行フラッシュジャパン製造業購買担当者景気指数(PMI)は季節調整済みで48.6と、8月の49.6から低下した。
同指数は5月に一時的に頭打ちとなった後、4カ月にわたり景気拡大と縮小の分かれ目となる50.0ポイントを下回っている。 それ以前は、経済活動は6か月連続で縮小領域にあった。
生産は6月以来の低水準に落ち込み、新規受注は7カ月ぶりの急ピッチで減少した。 投入価格のインフレ率が4カ月ぶりの高水準に達したため、製造業者は価格上昇圧力に直面した。
調査をまとめたS&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ウサマ・バティ氏は「日本の民間部門経済は2023年第3四半期末までにさらに成長の勢いを失うと予想される」と述べた。 「調査から得られた将来見通しに関する指標は、今後数カ月間に需要と活動が鈍化する可能性を示唆している。」
この暗い見通しは、ここ数四半期の世界第3位の経済を支えるサービス部門の一部の軟化によっても助けられていない。
中国経済の苦境と世界金利の高さが日本の成長見通しに影を落としている。
9月のauじぶん銀行フラッシュサービスPMIは季節調整済みで53.3と、前月の54.3から低下し、1月以来の低水準となった。
雇用水準は昨年1月以来の速いペースで低下し、海外のサービス需要は2022年8月以来初めて縮小領域に戻った。
製造業とサービス業の活動を合わせたauじぶん銀行フラッシュジャパン総合PMIは新規受注の伸び鈍化が響き、8月の52.6から51.8に低下した。
取材:築山聡 編集:シュリ・ナヴァラトナム
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