インドは2025年に名目GDPで日本を追い抜くと予想されている

今月発表された国際通貨基金の推計によれば、インドは2025年にドルベースの名目GDPで日本を追い抜くことになる。

2025年の日本の名目GDPは4兆3100億ドルに達すると予想され、インドのGDPは4兆3400億ドルに達すると予想されている。

インドのＧＤＰが日本を上回る時期は、さらなる円安を反映して国際通貨基金が昨年１０月に予想したよりも１年早まった。

この予測が正しければ、日本経済は世界第５位に転落することになる。 ちょうど2月に内閣府が発表したGDPデータでは、ドイツが2023年に日本を追い抜き、第4位に転落したことが示された。

内閣府のデータでは、2023年の平均ドル為替レートは140.48円だった。 しかし金曜日のオフショア取引では、ドルは約３４年ぶりに１５８円を超えた。

インドの台頭の背景には円安だけではなく、急速な経済成長もある。 ２０２３年のインド経済成長率は７．８％で、日本の１．９％成長を大きく上回った。

インドの経済成長は巨大な内需に依存しており、2023年には人口が中国を超えて世界最大になると考えられている。

ニッセイ基礎研究所の斉藤誠氏は「中国への投資が減少する中、インドは先進国から資金を呼び込んでいる」と述べた。

第一生命経済研究所の熊野英夫氏は、日本の低成長率の原因は日本政府と日本銀行の円安政策にあると指摘した。

熊野氏は「円安に依存した経済成長には限界がある」と述べ、省エネ努力や投資促進による生産性向上の必要性を指摘した。