日本時間2024年3月12日14:00
日本映画は米国の最も重要な映画賞で高い評価を受け、日本映画の歴史に新たな1ページを刻みました。 この偉業は称賛され、日本の文化芸術をさらに発展させる機会として活用されるべきである。
第96回アカデミー賞授賞式が行われた。 宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』がアカデミー賞長編アニメーション賞を、山崎貴監督の『ゴジラ マイナスワン』が視覚効果賞を受賞した。
2つの日本映画が同じ年にオスカーを受賞するのは2009年以来初めてであり、日本映画の潜在力の高さを示しています。 アニメや特撮は日本が長い歴史をかけて培ってきた分野です。 どちらの作品も、その繊細で美しく、リアルな映像表現で最もよく知られているのではないでしょうか。
宮崎監督は、長きにわたり日本のアニメ業界を牽引してきたプロの映画監督です。 2003年『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞を受賞。
北米市場にサービスを提供する映画配給会社は数年にわたり、宮崎監督の過去の作品を全米の映画館で上映し、ファン層の開拓に時間を費やしてきた。
『少年とサギ』は、視聴者に自分の生き方を問いかけるような哲学的な映画です。 わかりにくいという意見もありましたが、多くのファンから好評を博し、北米では週末興行収入で1位を獲得しました。 地元スタッフのたゆまぬ努力もオスカー受賞に貢献したのかもしれない。
『ゴジラ』は、1954年に日本でシリーズ第1作が公開された。最終作はCGを駆使して迫力ある映像を作り出し、予算はアメリカの超大作に比べて低かったものの、その創意工夫が光った。映画製作者の存在は明らかだった。 映画を通して。
『少年とサギ』では伝統的な手描きの技法が使用されていたのに対し、『ゴジラ マイナスワン』では最新のコンピューターグラフィックス技法が使用されているため、2 つの映画には対照的です。 どちらの技術も日本映画の象徴的な技術と考えられており、両方の品質がさらに向上することが期待されています。
役所広司主演の『パーフェクト・デイズ』も今年のオスカー賞にノミネートされた。 役所さんは受賞こそできなかったものの、カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞し、アニメや特撮部門以外でも日本映画の存在感が大きいことを示した。
日本の漫画は世界中でも非常に人気があります。 「ドラゴンボール」の作者、鳥山明氏の訃報が世界中に悲しみをもたらした。 フランス通信は、日本のマンガやアニメの人気向上に貢献した鳥山の功績を称賛した。
今後の日本の文化芸術の発展には、若い芸術家の活躍が必要です。 しかし、生産現場の労働環境の改善や人材の強化はほとんど進んでいないと言われています。 政府と産業界は、若者が世界に感動を与える作品を生み出し続けられる環境づくりに努めなければならない。
(読売新聞 2024年3月12日より)
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