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トランプ大統領の盟友ベサント氏、「経済の脆弱さ」で株価は下落すると発言

トランプ大統領の盟友ベサント氏、「経済の脆弱さ」で株価は下落すると発言

マクロヘッジファンドのキースクエア・キャピタル・マネジメントを運営するスコット・ベセント氏は、経済はほとんどの投資家が認識しているよりも脆弱であるため、米国市場ではボラティリティーが上下すると予想していると述べた。

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ベサント氏は今月初めに顧客に宛てた書簡で「現在、米国経済は新興国市場と同様に脆弱な均衡状態にあると見ている」と述べた。同氏はさらに、巨額の政府赤字と短期手段を利用した国債発行が株や不動産の資産バブルを煽り、「こうした特徴を示すすべての新興国市場は、特に選挙サイクル中にマイナスの経済ショックを経験した」と付け加えた。

裕福な個人は株価や不動産価格の上昇から恩恵を受けたが、賃金の停滞と食料、住居、その他の必需品の価格上昇が低所得層に深刻な影響を与えたと同氏は書いた。これにより、借入が増加し、消費者ローンのデフォルトが増加しており、資産バブルが収縮すると、この状況は高所得層にも広がると予想されている。

ソロス・ファンド・マネジメントの元最高投資責任者ベサント氏はドナルド・トランプ氏の著名な資金調達者であり、11月に前大統領が勝利すれば経済界トップの地位に就く可能性がある候補とみなされている。トランプ大統領はノースカロライナ州アシュビルで行われた最近の集会にベセント氏を壇上に招き、「ウォール街で最も賢い男の一人」と紹介した。

ある投資家によると、同社は今年初めに日本円で損失を出した後、過去数週間の不安定な市場の動きから利益を得ていたという。キースクエアの広報担当者は業績についてのコメントを控えた。

ベサント氏はまた、天然ガスの先物と株式を購入しており、エネルギー転換と人工知能データセンターの建設ブームにより価格が上昇すると予想していると顧客に語った。

日銀も市場の予想よりも高い金利と長期で利上げを行うと予想されている。日銀は今年7月末に2回利上げを実施した。当時、日本銀行の上田和夫総裁は、データが裏付けるのであれば金利引き上げを継続する意向を示した。

金利の上昇は「貯蓄額の多い家計や企業が貯蓄の見返りを受け取り始めるため、日本経済の強化に逆効果となるだろう」と同氏は書いた。金利の上昇により、日本の投資家は現在投資している資金を国外に返還するよう促されるだろう。

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