大竹とも著
東京(ロイター) – ハリス・アソシエイツの世界株式担当副会長兼最高投資責任者はロイターに対し、同社は欧州で多くの投資機会を見つけているが、日本に対してはより慎重な姿勢をとっていると語った。
ハリス・アソシエイツはシカゴに本拠を置く投資会社で、9月末時点で運用資産は950億ドルに上る。 「バリュー投資」として知られるこの会社は、フランス企業ナティクシス・インベストメント・マネージャーズの子会社である。
副会長のデビッド・ヒーロー氏は、同社のオークマーク・インターナショナルのファンドは欧州でのウエートが過剰で、特に金融株に関心が高いと述べた。
同氏は「当社の価値魅力は(企業の)価格と品質に依存する。現時点でわれわれが見ている最大の価値の宝庫は欧州株だ」と述べた。
ヒーロー氏は、エネルギー価格やウクライナ戦争など世界的な出来事で株価が下落しているため、欧州株、特にドイツ市場は自己資本利益率や株価収益率の観点から過小評価されていると述べた。
ハリス・アソシエイツは日本株をより選択的に扱っているとヒーロー氏は述べ、「アベノミクス」の上昇で株価が上昇するにつれて同社の保有株は減少したと付け加えた。
同氏は、欧州と比べて日本市場は過小評価されておらず、自己資本利益率が伸びる余地があると付け加えた。
ただし、市場全体では欧州ほどの機会は得られないかもしれないが、ハリス・アソシエイツはITサービスやHRサービスなどの特定セクターの株が魅力的であると考えている。 スギホールディングスやサンドラッグなどの薬局株も注目だったという。
ハリス・アソシエイツがより強気な姿勢を取ることを妨げている一つの障壁は、2010年初頭から上昇している日本の株価だとヒロ氏は語った。
その結果、ハリス・アソシエイツの日本株比率は23%から24%に低下し、一時はほぼゼロとなった。 後者の割合は約 3 ~ 4% でした。
ハリス・アソシエイツは、資本効率とバランスシートを改善するよう、東京証券取引所や日本の年金積立金管理運用独立行政法人を含む株主から企業に対するさらなる圧力を望んでいるとヒーロー氏は述べた。
「可能性はあるが、金を見つけるためには、大量の土や岩石を取り除き、濾過する必要がある。金はそこにあるが、見つけるのは難しい」と同氏は述べ、そのような金を見つけるには条件が必要だと付け加えた。日本の金塊は「改善」している。 (取材:大竹友、文:ブリジッド・ライリー、編集:ミラル・ファーミー)
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