パキスタン：イムラン・カーン氏に５年間の政界追放

同国の選挙管理当局は、パキスタン元首相イムラン・カーンに対し５年間の公職就任を禁止した。

この決定は、カーン氏が汚職容疑で懲役３年の判決を受けてから３日後にパキスタン選挙管理委員会によって発表された。

火曜日の発表はカーン氏が議会から解任されることも意味する。

同氏は告発は政治的動機に基づくものだと主張しているが、パキスタン政府はこれを否定している。

パキスタンのマリウム・アウラングゼブ情報・放送大臣は発表前にBBCに対し、「法に基づいて自分の行動に責任を負うべきだ。これは政治とは何の関係もない。法廷で有罪とされた者は逮捕されるべきだ」と語った。

70歳のカーン氏は2018年にパキスタンの指導者に選出されたが、同国の強力な軍部と対立し、昨年の不信任投票で失脚した。

土曜日の同氏の有罪判決は、外国要​​人からの贈り物とその売却とされる収益の詳細を不当に開示した容疑が中心となっている。

1億4,000万パキスタン・ルピー（63万5,000ドル、50万ポンド）以上の価値があると言われている贈り物には、ロレックスの時計、指輪、カフスボタンが含まれていた。

地元メディアは、カーン氏に対する５年間の選挙への立候補資格剥奪は今回の有罪判決と一致すると報じた。

パキスタンの法律では、有罪判決を受けた者は、パキスタン選挙管理委員会が定める期間は公職に立候補することができない。

同氏の弁護団は有罪判決に対して控訴しており、水曜日にイスラマバード高等裁判所で審理される予定だ。

元首相は現在、イスラマバード近郊の刑務所に拘留されている。