マラウイ副大統領ら9人を乗せた軍用機が消息を絶った。
同国の大統領府の声明は、マラウイ国防軍機が月曜朝にマラウイの首都リロングウェを出発した後「レーダーから消えた」と発表した。
マラウイ大統領府・内閣府は、「航空機がレーダーの範囲外に出た後、航空当局が同機と連絡を取ろうとしたあらゆる努力はこれまでのところ失敗に終わっている」と述べた。
航空専門家が飛行機を発見できなかったため、捜索救助活動が開始された。
飛行機にはマラウイのサウロス・クラウス・チリマ副大統領(51歳)と他の匿名の9人が搭乗していた。
大統領府の声明によると、同機は現地時間午前9時17分頃に離陸したが、ムズズ国際空港への着陸予定時刻は午前10時2分に守られなかった。
声明によると、マラウイのラザロ・チャクウェラ大統領はこの事件について知らされ、予定されていたバハマ訪問をキャンセルした。
それ以上の情報は得られなかった。
先月、検察官が事件の取り消しを申し立てた後、チリマ医師に対する汚職容疑は取り下げられた。
同氏は政府との契約と引き換えに金銭を受け取った容疑で2022年11月に逮捕された。
チリマ医師は容疑を否認したが、検察官は説明もなく取り下げた。
この容疑は、チレマ博士がザビアール社とマラキッテFZEとの契約締結に影響を与えるために金銭を受け取ったという申し立てに関連している。
両社は英国の実業家ソネット・スター氏と関係があり、ソネット・スター氏も不正行為を否定している。
汚職撲滅を2020年の選挙戦成功の重要な要素としたチャクウェラ大統領の批判者らは、この問題に対処できなかった大統領の失敗例としてチリマ博士の事件を挙げた。
チリマ博士は2019年のマラウイ大統領選挙の候補者であり、3位となった。
この投票は現大統領ピーター・ムタリカが勝利したが、マラウイ憲法裁判所は不正を理由に無効とした。
チャクウェラ氏はコンテストで2位となった。
その後チリマ博士は、チャクウェラ氏が大統領に選出された2020年の歴史的な再選挙で副大統領候補としてチャクウェラ氏の陣営に加わった。
アフリカで裁判所によって無効となった選挙結果が現職大統領の敗北につながったのはこれが初めてだった。
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