2022年は米ドル/円を初めとする円ペアが非常に大きく動いた1年だった。そして2023年が明けてもまだ円の大きな動きは続いている。
円が非常に大きく動いた1年
昨年・2022年は、為替市場で米ドル/円を初めとする円ペアの動きが非常に激しい1年間だった。2021年末時点では1ドル=115円だったレートは、去年3月から急激に円安・ドル高が進行。
わずか7ヶ月後の10月には1ドル=151円をつけ、1990年以来42年ぶりの超円安水準となった。9月と10月には円安を止めるために政府日銀が為替介入も行った。7ヶ月で35円もの円安はリーマン・ショックのあった2008年より大きい変動幅だ。
しかし10月21日の151円をピークに、その後は逆に急激な円高が進行。2023年1月には127円台をつけ、今度は3ヶ月弱で25円円高に動いた。
アメリカの利上げで大変動
2022年にここまで為替レートが大きく動いた背景には、海外各国、特にアメリカがここ数十年で最速と言えるハイペースで利上げをしてきたことがある。2021年から多くの国でインフレが急激に進行したので、2022年になると各国はインフレ抑制のために利上げを行ってきた。
アメリカは昨年3月に利上げを開始したため、その頃から円安が進行した。そのまま夏から秋にかけて利上げを続けてきたのだが、秋頃からインフレが頭打ちになり今後は利上げが減速するとの見方が台頭。それが10月以降の急激な円高の一因となった。
2023年はどう動く!?
それでは2023年のこれからの時期、円レートはどう動くのだろうか?為替レートを完全に予想することは難しいが、1つの指針として今後の日本やアメリカの金融政策に注目するべきだ。
一般的には利下げをして金融を緩和するとその国の通貨は下がり、逆に利上げをして引き締めると通貨は上がる。今年アメリカが利上げを続け日本が緩和を続けるなら、それだけ円安・ドル高が進行しやすい。逆にアメリカの利上げが打ち止めになり、日本が引き締めに向かうなら円高・ドル安が進行しやすい。
今日本円の取引は狙い目か
円高にしろ円安にしろ、2023年の円レートは昨年に引き続き変動の大きい状態が続くと思われる。つまり為替差益を出すチャンスはあるが、その一方で損失になるリスクも高い。
つまり今日本円の取引は狙い目ではあるが、リスクも高いので慎重に行う必要がある。為替取引をこれから始めるなら、例えば海外ブローカーのPortradesを活用するのがいい。Portradesは世界的に利用されるトレードツールのMT4も提供しているし、為替トレードが学べるコンテンツも報復にある。
今年の日本円為替取引にはリスクもあるが、上手く行けば大きな利益になるだろう。
「不治の思想家。食品愛好家。微妙に魅力的なアルコール学者。ポップカルチャーの擁護者。」
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