[東京 16日 ロイター] – 日本政府は水曜日、需要の低迷が設備投資や個人消費の重しとなるため、10カ月ぶりの引き下げとして11月の経済見通しを引き下げた。
当局はまた、回復ペースが「一時的に止まっている」として、設備投資に関する見方を2021年12月以来初めて引き下げた。
内閣府の新たな評価は、先週の統計で需要の減少により7─9月期の経済が3四半期ぶりに縮小したことが示された後に発表された。
内閣府が水曜日に発表した報告書は、「景気は、最近一部で停滞が見られるものの、緩やかに回復している」としている。 政府がマクロ経済見通しを引き下げるのは1月以来初めて。
内閣府関係者は「労働環境や企業収益は改善傾向が続いているが、企業部門の好調さが必ずしも賃金や投資に結びつくとは限らない」と述べた。
同氏は「企業投資や個人消費など内需は力強さを欠いている」と述べた。
政府は11月の個人消費が「増加している」との評価を維持したが、インフレが消費財への支出を圧迫する一方、外食などのサービスへの支出は増加傾向を維持した。
経済へのインフレの影響を軽減するために、岸田文雄首相の政府は今月、17兆円(1,130億ドル)以上の支出を含む一連の対策をまとめた。
政府は景気が緩やかな回復を続けると見込んでいるが、世界的な金融政策の引き締めや中国経済などに起因するリスクもある。
報告書は、物価上昇や中東情勢、金融市場の変動に細心の注意を払う必要があるとしている。
(1ドル=149.6200円)
金子かおり記者。 サム・ホームズ編集
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