ロイター調査によると、世界経済の減速で不確実性は依然高いものの、コロナウイルス収束後の景気回復を反映して、日本の大手製造業の企業意欲は6月に上昇し、2カ月連続でプラス圏を維持した。
サービス部門主導の回復見通しを裏付ける水曜日のロイター短観世論調査では、非製造業指数が今年の高値付近で推移していることが示され、堅調な内需が輸出の減速を相殺する可能性があるとの見方が強まったが、これは異例のことだ。 輸出依存の日本経済に。
この月例調査は、日本銀行(日銀)が7月3日に予定されている四半期短観調査を注視しており、景況感が着実に回復することを示唆している。
ロイター調査では、製造業の景況感は今後3カ月間で回復すると予想され、サービス部門の景況感はプラス20を超えて推移すると予想されている。
ロイターが大企業493社(うち232社が匿名を条件に回答)を対象に実施した調査では、多くの企業がコロナウイルス収束後の需要回復を好材料として挙げる一方、リスクは外部経済に起因することが分かった。
「コロナウイルスのパンデミックが沈静化するにつれて、消費と内需の回復が期待できる」と、紙・パルプ会社のマネージャーは調査書に記し、業況は好転していると指摘した。
「ウクライナでの長期化した戦争と日本と中国の間の貿易紛争の激化により、海外の競合他社との競争が激化する一方で、当社の顧客の設備投資は制限された」と、この機械メーカーのマネージャーは書いており、労働条件は「良くない」と述べた。
6月7~16日の調査によると、製造業のセンチメント指数は前月比2ポイント上昇の+8で横ばいとなり、繊維・製紙、石油精製・窯業、食品加工、自動車産業が主導した。
製造業指数は3カ月前と比べて11ポイント上昇した。 9月には同指数は+13まで上昇すると予想されている。
サービス部門指数は、情報・通信と運輸・公益事業が牽引し、5月から1ポイント低下し、6月は+24となった。
3カ月前と比べてサービス部門指数は3ポイント上昇した。 9月の同指数は2ポイント低下して+22になると予想されている。
ロイター短観指数は、楽観的な回答者から悲観的な回答者の割合を差し引いて計算されます。 負の数は、悲観主義者の数が楽観主義者を上回っていることを意味します。
鍵本哲史記者によるレポート。 編集:ジェリー・ドイル
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