[東京 9月1日 ロイター] – 日本のTOPICS指数は33年ぶりの高値を記録した。
より幅広い話題は正午時点で0.88%上昇し、1990年7月以来の高値となる2352.58となった。
日経平均は0.62%上昇し3万2820.80円となった。
立花証券の鎌田重俊調査部長は「投資家が幅広く株を買った。特に個人投資家が配当利回りの高い株に買いをためた」と分析した。
「外国人投資家の食欲が低下すると市場は上昇する。」
大型株に対する海外投資家からの旺盛な需要により、6月には指標となる日経平均株価が33年ぶりの高値まで上昇したが、2週連続で日本株から海外への資金流出が確認されたため、最近の買いは止まっている。
ゲーム・音響機器メーカーのソニーグループが3.29%上昇し、TOPIXを最も押し上げた。次いで銀行グループの三菱UFJフィナンシャル・グループが1.8%上昇した。
人材派遣会社のリクルートホールディングスは3.1%上昇した。
この上昇は、日経平均が8月中旬の2カ月ぶりの安値から回復したことを受けたものである。
東海東京経済研究所のマーケットアナリスト、安田周太郎氏は「一部の投資家は日経平均が3万円近く下落すると予想していたが、それが確認された。こうした投資家は今、株を買い戻さざるを得なくなっている」と述べた。
「強さは米国経済によって支えられており、軟着陸とマイナス成長は回避される可能性が高い。」
エネルギーアナリストらによると、東京証券取引所の全33業種サブ指数は2.58%上昇した。
日経構成銘柄のうち、上昇銘柄数は208銘柄、下落銘柄数は16銘柄で、安定銘柄は1銘柄だった。
日経平均で最もパフォーマンスが悪かったのは製薬メーカーのエーザイで、1.09%下落した。 (取材:藤田純子、編集:ラシュミI)
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