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日本の輸出は2021年以来初めて減少し、経済への懸念が高まる

日本の輸出は2021年以来初めて減少し、経済への懸念が高まる

ファイル写真-2017年7月19日、東京の港のコンテナエリアで働く作業員。2017年7月19日に撮影。ロイター/花井徹/ファイル写真 ライセンス権を取得する

  • 7月の輸出は予想の0.8%減に反して0.3%減となった。
  • 中国経済の減速で世界的な深刻な景気後退への懸念が高まっている
  • 取引残高が再び赤字に
  • 6月の設備投資総額は前月比2.7%増加、見通しは依然として弱い

[東京 8月17日 ロイター] – 7月の日本の輸出は、軽油とチップ製造装置の需要減に引きずられて2年半ぶりに減少し、主要需要としての世界的な減速に対する懸念が浮き彫りになった。 中国などの市場は弱体化している。

財務省(MOF)が木曜日に発表したデータによると、7月の日本の輸出は前年同月比0.3%減少したが、ロイター調査によるエコノミスト予想は0.8%減少だった。 前月の1.5%上昇に続いた。

内閣府が発表した別のデータでは、6月の設備投資の主要指標が示された。 しかし、メーカー各社はオフショア需要の減少もあり、今四半期は大口受注が減少する見通しだ。

全体として、データ量は日本の輸出エンジンの弱さを浮き彫りにし、自動車輸出と観光が最大の推進力となり、予想を上回る第2・四半期国内生産(GDP)成長に貢献した。

日本の政策立案者らは、世界第3位の経済を押し上げ、物価上昇で打撃を受けた個人消費の低迷を解消するために輸出に期待している。

しかし、世界的な急激な景気減速と、日本の主要市場である中国の成長鈍化の脅威により、見通しに対する懸念が高まっている。

世界銀行は、高金利と信用ひっ迫が2024年の世界成長に大きな影響を与えると警告した。

世界経済の成長に対する懸念は、シンガポールの輸出の継続的な減少を示す別のデータによって強調された。輸出は貿易の流れが都市国家経済を小さくするものと見なされる外需の尺度である。

農林中金総合研究所のチーフエコノミスト、南武志氏は「中国は低迷しており、欧州や米国の需要がさらに高まるとは予想していない」と述べ、今四半期の日本経済は縮小する可能性があると付け加えた。

仕向地ベースで見ると、日本の最大の貿易相手国である中国への輸出は、6月の10.9%減に続き、自動車、ステンレス鋼、マイクロチップの輸出減少により、7月も前年同月比13.4%減となった。

米国への輸出は前月の11.7%増に続き、電気自動車と自動車部品の輸出に牽引され、先月は13.5%増と過去最高を記録した。

暗い見通しがポーズを一時停止する

南氏は「日銀は世界経済の下振れリスクを認識すべきだ。したがって、対外景気減速のリスクを考慮すると、金融政策の正常化に向けた取り組みを控えざるを得ない」と述べた。

日銀は7月の会合でイールドカーブ制約(YCC)目標を据え置いたが、インフレと成長の上昇に合わせて長期金利がより自由に上昇できるようにする方針を示した。

木曜日のデータでは、7月までの1年間で13.5%の減少が示されたが、平均予想では14.7%の減少だった。

貿易収支は予想中央値の246億円の黒字に対し、787億円の赤字となった。

別のデータによると、6月の日本の主要機械受注は前月比2.7%増加した。

今後6─9カ月間の設備投資の指標とされるより不安定な一連のデータは、前年比5.8%減少した。

内閣府が調査した製造業は、7─9月期のコア受注が2.6%減少すると予想しており、輸出の低迷とともに日本経済への圧力が高まっていることを示している。

キャピタル・エコノミクスのアジア太平洋部門責任者、マルセル・ティリアント氏は、「7月の貿易統計だけを見ても、第3四半期を通じて純輸出が若干増加していることを示している」と述べた。

「それでも、GDP成長率は間違いなく大幅に低下するだろう」と同氏は付け加えた。

(1ドル=146.4800円)

報告:梶本哲史 編集:シュリ・ナヴァラトナム、キム・コグル

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