日本の岸田文雄首相は土曜日、隣国へのロシアの侵略への対処を巡って世界大国である米国と中国の意見が依然として分かれている中、ウクライナでの「公正で恒久的な平和」を達成するための世界的な努力を呼びかけた。
岸田氏はスイス中部のリゾート地ブルゲンシュトックで開催されたウクライナ和平国際会議での演説で、「武力や強制によって一方的に状況を変えようとするいかなる試みも正当化されるべきではない」と述べた。
岸田氏のコメントは、ウクライナのゼレンスキー大統領が今月初め、ロシアとの軍事・経済協力を強化している中国がスイスでの「ウクライナ和平サミット」を弱体化させようとしていると発言したことを受けて出されたものである。
岸田氏は、日本はウクライナの核安全保障に関する議論に積極的に参加する一方、電力供給の改善や地雷除去を通じて戦争で荒廃した国の復興を支援することに熱心であると述べた。
2024年6月15日、スイス中部ブルゲンシュトックでのウクライナ和平サミットのため、チューリヒ空港に到着した日本の岸田文雄首相と優子夫人。 (京都) ==京都
ウクライナには欧州最大のザポリージャ原子力発電所があるが、西側民主主義諸国の批判にもかかわらず、2022年2月にウラジーミル・プーチン大統領が同国への全面攻撃を開始した直後、ロシアが占領した。
ロシアとウクライナを含むソ連は、1986年にチェルノブイリで世界最悪の原発事故に見舞われた。 日本は2011年3月、壊滅的な地震と津波によって引き起こされた福島第一原子力発電所の危機を経験した。
米国、日本、その他の先進7カ国は、ウクライナ侵略を理由にロシアに厳しい経済制裁を課しているが、中国はロシアから原油や液化天然ガスなどの商品を輸入している。
日本はウクライナに支援を申し出ているが、米国や欧州は戦車や戦闘機を供与しているものの、戦争放棄憲法に基づく武器供与の制限により非軍事援助に限られている。
スイス政府によると、日曜から日曜までの2日間の会合で、約60人の指導者を含む約100カ国と国際機関の代表がウクライナ和平案について意見交換する。
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