2023年12月31日15時07分(日本時間)
福島、12月31日(時事通信) – 日本の東北地方の団体は、鉄鋼材料の代わりにコンクリート補強構造物を作るために竹を使用する戦前の技術を復活させようとしている。
竹鉄筋コンクリートは、代替建築資材としてだけでなく、地滑りの危険性が高い竹林の大きな問題の解決策としても注目されています。
竹鉄筋コンクリートを作るには、竹を短冊状に加工し、それを格子状に組み立てて構造物を形成します。
日本では、戦争による鉄鋼不足のため、1900年代初頭の昭和初期まで数十年間、コンクリートの補強に竹材が使用されてきました。
東北県岩手県一関市の中ヶ岳橋など、竹鉄筋コンクリート造の建造物がいくつか現存している。
東北グループは当時の文献を参考に竹鉄筋コンクリートの実用化を目指した。 会員は日本大学、東北大学と東北の山形県、福島県の企業5社です。
竹は急速に成長し、近隣の家屋に被害を与え、広く浅く伸びるため地滑りが起こりやすくなります。 一方、植物は加工が容易です。
同グループのメンバーである山形建築コンサルティング(株)シノア関企画・技術部部長の高橋昭彦氏は「建材として活用したいと考えた」と話す。
竹鉄筋コンクリートの試作品を作り、強度の確認を繰り返した。 2023年6月には竹鉄筋コンクリートが日本の工業規格を満たすのに十分な強度があることを確認した。
「試行錯誤を繰り返した結果、弱い竹ひごの内側を削ることで、鉄筋コンクリートと同等の強度を確保することができました」と参加した日本大学工学部の幸田康裕教授は語る。プロジェクト。 原型製作。
2023年11月26日、福島県南阿豆町で事業化に向けた実証実験が始まった。 休耕田に竹鉄筋コンクリート造の長さ約70メートルの排水溝を整備した。 耐久性は使い続けてテストします。
竹材の安定供給などの課題はあるが、久田氏は「多くの人に身近なインフラ施設への竹鉄筋コンクリートの普及を目指す」としている。
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