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日本企業は中国への投資に興味と懸念を抱いている

日本企業は中国への投資に興味と懸念を抱いている

日本企業は中国への投資に興味と懸念を抱いている
読売新聞資料写真
2021年11月に上海で開催される中国国際輸入博覧会で地方政府関係者らと話す、パナソニックホールディングス副社長の本間哲郎氏(右から2人目)。

ますます多くの日本企業が中国市場への参入に関心を示しているが、経済の停滞と、中国がスパイ行為とみなす範囲を劇的に拡大する厳しいスパイ防止法のため、依然として慎重な姿勢が続いている。

不動産市場危機などで中国経済の減速が続く中、中国は海外投資誘致を経済政策の柱に据えている。

現在、日本の対中国投資は全国・地域の中で第5位に位置し、海外投資総額の2.4%を占めている。 香港経由の投資を含めると、その比率はさらに高くなることが予想されます。

この春、政府間対話、経済活動、両国間の往来が再開された。 経済産業省関係者は「100以上の自治体が投資誘致のために来日している」と推計する。

日本企業は世界第2位の市場を監視し続けている。

パナソニックホールディングスの楠見勇紀会長は11月初旬、同社が中国への投資を拡大する意向を表明し、「中国は常に当社にとって最も重要な地域の一つであり続ける」と語った。

日本の財界人らでつくる日中経済協会の代表団が来年1月に4年半ぶりに北京を訪問し、中国政府首脳との関係強化について話し合う予定だ。

訪日中国人観光客数がパンデミック前の水準(年間959万人でピーク)に戻れば、急速な消費による経済効果も期待できる。

しかし、中国がすぐに10%を超えた2000年代の高い経済成長率に戻る可能性は低い。 今年上半期の日本企業の中国への投資総額はわずか41億ドル(約6200億円)にとどまり、2010年以来最も低いペースとなった。

三井化学の中島肇最高経営責任者(CEO)は、中国での支出は依然として停滞しており、アジア全体の需給環境は悪化していると述べた。

経済安全保障を隠れ蓑に「中国離脱」の動きが着実に進んでいる。 中国に進出する日系企業の総数は昨年6月時点で1万2706社に達し、10年間で10%以上減少した。

10月にはアステラス製薬の日本人社員がスパイ防止法違反容疑で逮捕され、中国への日本人出張者や中国在住の日本人社員の間で大きな不安が広がっている。

元駐日中国公使の陸克堅氏は、合法的に運営する企業はスパイ防止法の対象にはならないというのが中国政府の立場だと述べた。

しかし、岸田文雄首相は木曜日、サンフランシスコでの首脳会談で中国の習近平国家主席に対し、日本は合法的な企業活動を保護する環境を確保した上で、日中経済交流をさらに活性化する用意があると述べた。

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