杉山敏著
東京(ロイター) – 金曜日のロイター調査によると、アナリストらは個人消費は依然脆弱だと警告しているものの、外需の若干の改善に支えられ、日本経済は10─12月期に成長に戻る公算が大きいことが示された。
緩やかではあるものの、予想される景気拡大への回帰は、日本銀行が大規模な景気刺激策からの短期離脱の可能性を議論し、今後の賃金交渉と個人消費を注意深く監視している時期に訪れるだろう。
調査対象となったエコノミスト16人の予想中央値によると、世界第3位の経済大国の国内総生産は、7~9月期には前年比2.9%減だったが、第4四半期には前年比1.4%増となる見通しだ。
四半期ベースでは10─12月期の経済成長率は0.3%だった。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのチーフエコノミスト、小林信一郎氏は「7─9月期の0.7%(前年比-2.9%)減から回復するほど回復力は強くない」と述べた。
この緩やかな数値は、インフレ率が引き続き賃金の伸びを上回っているため、設備投資の伸びの鈍化と消費の低迷を反映していると考えられる。 一方、アナリストらは、サービス輸出の好調による外需の増加が全体の数字を押し上げたと指摘した。
調査によると、消費は7~9月期に0.2%減少した後、10~12月期は前期比0.1%増加する可能性が高い。
調査によると、設備投資は7─9月期に0.4%減少したが、第4・四半期には0.3%増加すると予想されている。
調査によると、外需は0.1%ポイント減少した後、第4・四半期には0.3%ポイント寄与すると予想されている。
みずほリサーチ&テクノロジーのアナリストらは、1─3月期も物価高が引き続き個人消費の重しとなる一方、海外経済の減速が輸出を圧迫する可能性があると予想した。
政府は2月15日午前8時50分(2月14日2350GMT)に10月と12月のGDP速報値を発表する。
(取材:杉山聡、編集:キム・コギル)
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