[東京(ロイター)] – 日本銀行は木曜日、デジタル円開発の試験プログラムについて60社と一連の協議を開始し、世界中の同業者と協力して小売用途向けのデジタル版通貨の発行に向けた取り組みを強化した。
中銀は声明で、議論は中銀デジタル通貨(CBDC)を使った小売決済の商業的および技術的特徴を含むさまざまな議題に触れると述べた。
日銀は、日本が実際にデジタル円を発行するかどうかについてはまだ決定しておらず、政府と議会が決定する必要があると述べた。
しかし、議論に参加するために選ばれた60社のリストには日本の大手企業数社も含まれており、日本がそのような立ち上げに向けて着実に進んでいることを示している。
このグループには、巨大銀行や地域金融機関のほかに、エレクトロニクス大手ソニー(6758T)、コンビニエンスストア運営会社ローソン(2651T)、自動車大手トヨタ(7203T)の金融部門、そして東日本旅客鉄道(9020T)が含まれていた。
世界中の中央銀行は、現金利用の減少が加速する中、デジタル決済が民間部門に委ねられることを避けるため、小売り向けに自国通貨のデジタル版の開発を検討し、取り組んでいる。
国際決済銀行(BIS)は今月初めに発表した調査で、新興国と先進国の約20の中央銀行が10年末までにデジタル通貨を流通させると予想されることを明らかにした。
(この記事は、第 4 項で企業数を 70 社ではなく 60 社に制限するように修正されました)
(取材:木原ライカ 編集:キム・コギル)
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