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日銀の上田和夫総裁は、経済が予想と一致すれば利上げを行う意向を示している

日銀の上田和夫総裁は、経済が予想と一致すれば利上げを行う意向を示している

日銀の上田和夫総裁は、インフレ率と経済指標が予想通りであれば、長年の超緩和政策を終了する一方、日銀は引き続き利上げの軌道に乗っていると述べた。

上田氏は金曜日の国会質問に答え、「経済・物価が予想通りに推移するという確実性が高まっていることが確認できれば、引き続き緩和度合いを調整していくという立場に変わりはない」と語った。 。

上田氏は今月初めの市場混乱についての質問に対し、主なきっかけとして米国経済の状態に対する懸念を挙げ、米国経済に対する「誇張された」懸念はその後和らいだと付け加えた。

ただ、上田氏は再利上げを急ぐつもりはないと述べ、現時点で不安定な金融市場がインフレ期待に与える影響を注意深く監視する必要があるとも改めて述べた。

総裁の発言は、8月初めの金融市場の混乱を引き起こす日銀の利上げの影響を最小限に抑える比較的強い姿勢を示している。コメントは、たとえ次のステップが差し迫っていないとしても、今回の金融混乱によって当局が将来さらなる増額を検討することを妨げるものではないことを示唆している。

中銀総裁の発言中、円は対ドルで上昇幅を広げ、東京時間午前10時45分過ぎには145.60円台に達した。

同氏は「現時点では非常に高いレベルの緊急性を持って金融市場を監視していく」と述べた。

今月初めに実施された調査によると、日銀は9月の理事会で政策を堅調に維持すると広く予想されているが、エコノミストの多くは日銀が12月までに借入コストを再び引き上げると予想している。

上田氏は、銀行の考えが市場参加者を驚かせないように慎重に伝えることを約束した。

日銀は、7月31日の利上げと、その後の状況が許せば利上げを継続するという上田氏の約束が、数日後の世界金融市場の大規模な下落につながった主な要因だったと観測筋から批判された。

日銀は7月の会合で基準金利を0─0.1%のレンジから0.25%に引き上げ、今年2回目の引き上げとなった。

翌週、中央銀行副総裁の内田慎一氏は、金融市場が不安定なときには日銀は利上げしないと述べ、落ち着きを取り戻そうとした。

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