[東京 3日 ロイター] – 日銀が基準利回りの上限を引き上げるのではないかとの観測が広がる中、水曜日、10年物日本国債の利回りは10年ぶりの高水準に達した。
日本の10年国債利回りは取引序盤に0.865%に上昇し、2013年7月以来の高水準となった。利回りは前取引から1ベーシスポイント上昇して0.850%に低下した。
最近の世界的な金利上昇を受け、日銀に対し、来週の政策決定会合で現在の10年債利回りの上限を引き上げるよう圧力が高まっている。
岡三証券のチーフ債券ストラテジスト、長谷川直也氏は「日銀が10年債利回りの上限を引き上げるということは、イールドカーブ・コントロール(YCC)を守るという日銀のスタンスがこれまでとは異なることを意味する」と述べた。
「黒田(東彦)総裁が総裁だったとき、高利回りを抑制するために国債を執拗に買い入れた。しかしメディアの報道によると、現政権は日銀が債券買い入れ額を削減できるよう上限を引き上げようとしているという。」
日本銀行は最近、前回の会合を含め、数回の予定外の債券買い入れを実施した。 ストラテジストらによると、日銀は買い入れ額に応じて利回りを積極的に抑制しようとはしなかったという。
中銀は経済を支援するため、YCCを利用して10年債利回りを0%付近に誘導している。 同銀行は7月、インフレ上昇を反映した長期金利のさらなる上昇を容認するため、実質上限利回りを0.5%から1.0%に引き上げた。
5年債利回りは0.355%で落ち着いた。
流動性供給入札の好調な結果を受けて他の債券の利回りも低下し、20年日本国債の利回りは1.5ベーシスポイント低下して1.630%となった。
30年国債利回りは2.5ベーシスポイント低下し1.830%となった。
2年物日本国債利回りは0.5ベーシスポイント低下し0.070%となった。
(取材:藤田純子、編集:ジャナン・ヴェンカトラマン)
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