ニューヨーク(ロイター) – 家庭用健康検査や栄養補助食品を提供するソーン・ヘルステック(THRN.O)が売却を検討していると関係者が明らかにした。
関係筋によると、ニューヨークに本拠を置く同社は他の企業やプライベートエクイティ会社からの関心を受けており、投資銀行CGサワヤ・パートナーズ(CF.TO)と協力しているという。
この問題は機密事項であるため匿名を求めた関係者らは、確認された合意はないと付け加えた。 ソーンの広報担当者は、同社は噂や憶測についてはコメントしないと述べた。 CGサワヤ氏はコメントの要請に応じなかった。
このニュースを受けてソーン株は金曜の取引を12.9%上昇して5.95ドルで終了し、同社の市場価値は3億2000万ドルとなった。 年初からは63.9%上昇しており、S&P500種の18.2%上昇を上回っている。
1984年に設立されたソーンは、ソーンCEOのポール・ジェイコブソン氏が共同設立した健康分析プラットフォームのOnegevityを買収した後、2021年に株式市場に上場した。
同社は、睡眠、生殖能力、ストレス、腸の健康などの分野を評価するための家庭用健康検査と、個人向けの健康計画を作成するためのサプリメントを提供しています。 小売業者や電子商取引会社に依存するのではなく、消費者に製品を直接販売しています。
ソーンの在宅検査はヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルス社(HIMS.N)、23アンドミー・ホールディング社(ME.O)、リボンゴ・ヘルス社(LVGO.MX)と競合する一方、栄養補助食品市場の競合企業にはネスレ・ヘルス・サイエンスやメタジェニックスなどが含まれる。
ソーン氏は、2023年の純売上高が2022年の2億2,870万ドルから2億8,000万ドルから2億9,000万ドルに増加し、2023年の調整後EBITDAが2022年の2,450万ドルから3,000万ドルから3,200万ドルになると予想しています。
ソーンの筆頭株主はキリンホールディングス(2503.T)と三井物産(8031.T)の日本企業2社で、それぞれ株式の29%を保有している。
日本の大手ビール会社の一つであるキリンは、すでに栄養補助食品分野の企業買収に関心を示している。 4月にはオーストラリアン・ブラック・ムーアズ・ビタミン(BKL.AX)を12億ドルで買収した。
(レポート:アビゲイル・サマーヴィル) 編集:デイビッド・ホームズ
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