[東京 5月23日 ロイター] – 日本の製造業活動が5月に7カ月ぶりに拡大し、サービス部門も記録的な伸びを記録したことが火曜日の調査で示され、新型コロナウイルス感染症収束後の回復後の業況を押し上げた。
auじぶん銀行フラッシュジャパン製造業購買担当者景気指数(PMI)は5月に季節調整済みで50.8と、4月の最終値49.5から上昇した。 PMIが景気拡大と縮小を分ける50を上回るのは10月以来初めて。
生産量と新規受注も昨年6月以来初めて拡大領域に戻った。
調査に参加した製造業者らは、パンデミックによってもたらされたサプライチェーンの混乱により、この業界が「改善の兆し」を示していると示唆した。
調査をまとめたS&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ウサマ・パティ氏は「日本の民間部門経済は引き続き上向きだった」と述べた。
同氏は、「サービスプロバイダーは事業活動の記録的な増加により引き続き力強い成長の勢いを報告し、一方製造業者は7カ月ぶりに経営状況の改善を示した」と述べた。
調査では、国内外の観光客の再開とパンデミックによる混乱からの継続的な回復により、5月のサービス部門の活動が過去最高のペースで拡大したことが示された。
5月のauじぶん銀行のフラッシュサービスPMIは季節調整済みで56.3と、前月の55.4から若干上昇した。
サービス部門も、新規取引総額、輸出額、未処理取引額など、他の分野でも記録的な拡大を示しました。
先週のデータによると、中国の海外旅行制限緩和の恩恵を受け、訪日客は4月にパンデミック後の最高となる200万人に増加した。
製造業とサービス業の活動を含むauじぶん銀行フラッシュジャパン総合PMIは5月に54.9となり、2013年10月以来の高水準となった。
報告者:金子かおり編集:サム・ホームズ
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