梶本哲史著
東京(ロイター) – 水曜日の政府統計によると、4月の日本の輸出は円安に支えられて5カ月連続で増加したが、成長が外需低迷の影響を受け出荷量が苦戦した。
政策立案者は国内消費の低迷を補うために輸出に依存している。 しかし、日本の最大の貿易相手国である中国が納得のいく景気回復に苦戦しているため、輸出量は引き続き低迷した。
この貿易統計は、日本が賃金上昇と恒久的なインフレに支えられた持続可能な成長を目指している中で発表されたもので、これは中央銀行がゼロ近辺金利から脱却するための前提条件とみなされている。
水曜日に発表された財務省データによると、4月の日本の輸出は前年比8.3%増加したが、ロイター調査でアナリストが予想していた11.1%増加を下回った。 3月の7.3%上昇から加速した。
輸入も4月までに前年同月比8.3%増加し、エコノミストの予想とほぼ一致し、3月の5.1%減からは振れ幅が広がった。
この結果、貿易収支は3月の3870億円の黒字から4月には4625億円(29億6000万ドル)の赤字となった。
この貿易統計は、日本経済が第1四半期に2%縮小し、財とサービスの輸出が5%減少し、経済が成長の原動力を失ったことを示すデータの1週間後に発表された。
これとは別に、ロイター通信が水曜日に実施した月例調査では、5月の日本の景況感は引き続き安定していることが示されたが、製造業やサービス部門の企業は、円安によるインフレ圧力が利益率を圧迫していると不満を表明した。
(1ドル=156.1900円)
(取材:梶本哲史、編集:サム・ホームズ)
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