【ブラジル発】2年連続〝元日〟に刑務所で暴動が起きた理由とは?

昨年も元日にブラジル・アマゾナス州の刑務所で、今回とまったく同じようにギャング同士の抗争をきっかけとして暴動が発生し、受刑者56人が死亡、180人以上が脱走するという悲劇が起こっていた。

今回の暴動が起こった理由として、こうした背景に加えて、刑務所側のセキュリティーの問題もあったようだ。ゴイアス刑務所看守協会の会長であるジョイマール・パストスが、サンパウロの新聞であるフォルハ・デ・サンパウロに語ったところによれば、暴動が起きた元日は、この刑務所には5人しか看守がいない状態であったという。施設全体には900人の受刑者がいたとのことで、単純に頭数で割れば、一人あたり180人の受刑者を担当するというありえない状態に陥っていたことが、今回の暴動の一因となったことは間違いないだろう。