<日大悪質タックル問題>内田前監督・井上コーチ会見(前半)全文④

「できませんでしたじゃすまないぞ。分かっているな」に秘められた意味

Q.井上コーチにお聞きしたいのですけれど、試合前のセレモニーの時に、「できませんでしたじゃすまないぞ。分かっているな」と念押ししに行ったと、昨日、宮川選手が会見で答えていますけれど、それは本当ですか?

【井上奨コーチ】

セレモニーの時に、彼の所に行って、試合が終わって「何もできませんでした」じゃあかんぞ、「やってこい」と言いました。ただ、それは、僕としては、彼に思いっきりやって欲しかったと、思いっきりすることが…試合で…最初から思いっきりスタートして、思いっきりタックルしてということが、彼への僕からの課題やったので、いつもと違うようなプレーをしてほしかったという意味です。

Q.彼のプレーを指示しているという認識なのでしょうか、それとも指示していないという認識なのでしょうか?

【井上奨コーチ】

すみません。怪我をさせることを目的としては、正直言うてません。ただ、「クォーターバックを潰してこい」と言ったのは確かです。

Q.それは、怪我をさせろとは言っていないということですか?

【井上奨コーチ】

怪我をさせるような目的では言っておりません。思いきり、それぐらいの気持ちで行ってこいと、その意味で言いました。

Q.井上コーチは、あのようにタックルする様子は見ていたのですか?

【井上奨コーチ】

はい。僕はディフェンスラインのコーチなので見ていました。

Q.それを見てどのように思われたのですか?

【井上奨コーチ】

ちょっと、やっぱり…あの1プレー目で、正直向こうにロールが行って、ああいう形っていうことを僕は想定していなかった。ちょっと違うなと、僕の思いとは、と思いました。ただ、そこで彼をベンチに呼び戻すなり、交代させるなりしたらいいと、終わってから考えたんですけれど、正直その時は、彼のその試合で、僕が彼にやらしたかったことは、思いっきりやることなのです。思いっきりやるというか、スタートして、がむしゃらにやって欲しいという気持ちだったので、彼を試合に継続して出すこと、出してあげたいなということしか、僕はその時、考えていませんでした。

Q.コーチは試合のプレーを見て、がむしゃらにやっているという風に感じられたのですか?

【井上奨コーチ】

すみません。その時は、判断ミスをしたなと思っています。

「ケガを目的とした指示はしておりません」(井上奨コーチ)