<真相ルポ>エロ本がコンビニから消えた理由

数年後には巨乳水着グラビアもNG?

9月に入り、コンビニ業界に大きな変化が起きた。テープ貼りのエロ本が姿を消したのだ。

これは今年1月、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートのコンビニ大手3社などが発表していた「8月いっぱいでの成人誌取り扱い中止」を実行したものだ。

実はオーナー判断で全国で数十店舗だけは今でも成人誌を取り扱っているが、数万軒のうちの数十店舗である。コンビニのエロ本はほぼ絶滅したと言って問題ないだろう。

取り扱い中止の理由については来年に控えた東京オリンピック開催による外国人観光客の増加や女性客への配慮など、複数の要因が考えられるが1番の理由はエロ本が売れないからだという。

「ネットの普及により、出版不況が続いています。特にエロコンテンツは検索すればいくらでもタダで過激な内容が見れますから、金を払ってエロ本を購入していたのはスマホやPCが使えない50代以上の高齢者ばかりでした。五十路や六十路などの超高齢モデルを使ったエロ本が最近まで並んでいたのは読者の年齢に合わせた誌面作りをしていたせいです」(中堅出版社勤務・40代編集者)

80、90年代に隆盛を極めたエロ本も廃刊が続き、そもそもこの10年間はAVメーカーから借用した無料素材を使用したDVD付き雑誌がメインだった。新人編集者の中には、撮影の機会が無いためにカメラマンと仕事をしたこともなければ、ヌードモデルに直接会ったことの無い人間も多くいる。

無尽蔵に制作費を使い、海外でヌードを撮り下ろしても、しっかり稼げた時代は遠い過去のものとなったのだ。

時代の変化で世間に受け入れられなくなったエロ本が消えて行くのは、ノスタルジーな感覚こそあれ、仕方の無いような事にも思えてくる。しかし、規制はこれだけに終わりそうもなく、出版業界は戦々恐々としている。

「最近、大手コンビニからクレームがきたんです。うちも作っているんですが、実話誌やお宝誌の表紙や中面グラビアが過激すぎてエロ本と実質変わりがないと。エロ本が作れなくなった版元が苦肉の策で実話誌を大量生産しているのですが、これに目をつけられたのではないでしょうか。このままでは実話誌の規制まで話がおよぶのは必至で、エロ本の次は実話誌の排除。さらには漫画雑誌の表紙に巨乳のグラビアタレントの起用するのもダメ!とか言いだしかねない勢いです。僕らのようなコンビニ売りの男性成人向け雑誌を作っている中小の出版社には死活問題ですよ」(中小出版社勤務・30代編集者)

さすがにエロ本編集者の口から「表現の自由」というワードは出てこなかったが、本心はかなり憤っているのだろう。彼らがエロ本であろうとも、一生懸命に商品を作っていたのは確かだからだ。過去を振り返ってみても「平凡パンチ」や「写真時代」のように性を正面からとらえた傑作成人誌が若者文化や時代を作ってきたのは事実である。

数年後にコンビニの本棚から、エロ本どころか女性の水着写真がすべて消えて無くなっている可能性は、わりと本当にあるようだ。

 

(文 さいとう太茂津)

 

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