ケビン・バックランド著
[東京 16日 ロイター] – 鈴木俊一財務相は日曜、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で為替レートについて「議論はなかった」と共同通信が報じた。
鈴木氏は米国、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリア、カナダのG7諸国の会合後に講演した。
先月末には円が1ドル=145円まで下落し、財務省が円安支援のため市場介入に踏み切った。 しかし、今月に入り円は1ドル=138円まで大幅に上昇した。
円安は日本の輸出業者の利益を押し上げる可能性があるが、企業や消費者にとってはエネルギーやその他の輸入品の円建て価格も上昇する。
共同通信によると、鈴木氏は記者会見で、ウクライナに対し日本の「揺るぎない支援」を約束した。
日本銀行の上出一夫総裁は「世界経済には強い不確実性がある」との見方を日本の通信社が報じた。
インフレ率が中央銀行の目標を上回っているにもかかわらず、上田氏は日本が非常に緩和的な金融政策を維持する理由として世界経済の不確実性を挙げた。
日銀の緩和的な金融政策は、米国、欧州、その他の先進国の引き締めとは対照的に、円安の主な要因となっている。
(ケビン・バックランドによる報告、ジェイミー・フリードとウィリアム・マラードによる編集)
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