[シンガポール/ロンドン 16日 ロイター] – 日本当局による介入に対するトレーダーらの懸念が円相場を抑制したものの、金曜日には円安が進み、注目されていた対ドル145円の水準を超えた一方、米国のインフレを前にドルもより広範囲に上昇した。 データ。
予期せぬ介入がなければ、今日の外国為替市場の主なイベントは米国東部時間0830(グリニッジ標準時1230)に発表される米国PCE価格指数であり、世界最大の経済国の価格が減速しているかどうかの最新の指標となる。
米経済の底堅さを示す木曜日の統計は、インフレ統計が正当化すれば連邦準備理事会(FRB)が追加利上げのクッションを持っていることを示唆しており、その結果、基準となる米10年債利回りは木曜日に14ベーシスポイント上昇し、3月下旬以来の高水準となった。
為替市場もこれに追随し、ドルが0.45%下落したユーロに対して堅調となる中、木曜日のドル指数は0.35%上昇した。
金曜日の欧州取引序盤の市場は安定しており、今日のユーロは1週間ぶり安値付近の1.0857ドルで落ち着き、ポンドポンドは前日の2週間ぶり安値からほぼ変わらずの1.2617ドルで推移した。
「過去数週間の大きなテーマの一つは、米国経済指標のポジティブなサプライズと、世界のその他の地域の期待外れのデータであった。これにより、市場は第4四半期に2回目の利上げが見込まれる可能性があるというFRBのメッセージに戻る可能性がある」 」とマネックスヨーロッパの外国為替分析責任者、サイモン・ハーベイ氏は述べています。
FRBが7月にさらに25ベーシスポイント利上げするかどうかは市場によって決定されているが、今月初めに発表されたFRB政策当局者の予想では、年末までにさらに25ベーシスポイントの利上げが行われるとしている。
ハーベイ氏は、木曜日のデータは第1四半期の米国GDPの修正を示しているが、このデータは過去を振り返ったものであるため、市場にとっての問題は消費者が現在どのように対処しているかであり、その点はPCEデータで浮き彫りになるだろうと述べた。
ドルの上昇も金曜日のアジア取引でドルが145.07円に達し、7カ月ぶりの高値を付けたほか、昨年秋に日本当局が通貨支援介入を行った地域でもドル高に貢献した。
しかし、ドルはこうした上昇を維持できず、最終日は144.88円で落ち着いた。
日本の鈴木俊一財務大臣は金曜日、過度の円安を警告したが、これは閣僚や政府高官らの最新のコメントだったが、鈴木財務相は「非常に懸念している」との発言や「断固とした措置」を取る意向の表明には至らず、それが自身の表現だった。使用済み。 当局による前回の為替市場介入に備えて。
ハーベイ氏は「昨年末に講じた措置は効果を上げている。市場はドル/円に注目しており、一晩でポジションの4%を消去できればもう少し上昇するという目標を考えている」と述べた。 。
金曜日のデータによると、東京のコアインフレ率は6月に上昇し、13カ月連続で日銀の目標2%を上回った。
金曜日に注目されたその他の数字は、その日後半に発表されるユーロ圏のインフレ統計だが、域内の主要経済国はすでに独自の数字を発表しているため、サプライズはほとんどないと予想される。
金曜日の統計ではフランスのインフレ率が鈍化していることが示されたが、木曜日にはドイツがインフレ率の上昇を報告した。
また金曜日には、中国の工場活動が6月に3カ月連続で減少し、その他のセクターの低迷が深刻化したことが公式調査で示され、当初は人民元安につながった。
国内人民元は1ドル=7.266元と11月以来の安値水準に下落し、対外人民元は1ドル=7.277元と11月以来の安値を記録した。
レイ・ウェイによるレポート。 編集:サム・ホームズとアンガス・マクスワン
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