日本で最も強力な経済団体である日本経済団体連合会は火曜日、加盟企業に対し昨年よりも大幅な賃上げを提案するよう促し、インフレ下で事実上少なくとも4%の賃上げを要求した。
経団連は同日発表した今春賃金交渉の指針で「企業に対し、2023年よりも強い熱意と決意を持って賃上げに向けた積極的な検討と実施を求めたい」としている。
この動きは、ロシアのウクライナ戦争と円安を背景に食料からエネルギーまであらゆるものの価格が上昇する中、日本の大手企業が昨年、賃金を平均3.99%引き上げ、31年ぶりの大幅な引き上げを行ったことを受けて行われた。
2024年1月16日、東京で記者会見する日本経済団体連合会経営労働政策委員会の大橋哲治委員長(共同通信)
しかし、日本の賃金上昇ペースは物価上昇に追いついていず、11月の実質賃金は前年同月比3.0%減と20カ月連続の減少となった。
「日本経済の将来は、昨年から始まった構造的賃金上昇の勢いを今後も加速できるかどうかにかかっている」とロビー代表の十倉正和氏はガイドラインの序文で述べ、中小企業による賃金引き上げの取り組みを強調した。 、国の労働者のほぼ70パーセントを雇用しています。
企業は物価上昇と給与上昇に同時に対応する必要があるため、経団連は政府と日銀に対し、インフレを約2%の「適度な水準」に引き下げる政策を推進するよう求めると十倉氏は述べた。
ガイドラインの策定を担当した建設機械メーカー、コマツの大橋哲治社長は記者会見で、日本の経済成長と「持続的な」賃金上昇には「生産性の向上」が重要だと述べた。
ガイドラインでは賃上げの具体的な数値目標は定めておらず、達成方法は各企業の判断に委ねられている。 しかし彼女は、基本賃金の引き上げは物価上昇に対抗するための「最も効果的な選択肢の一つ」であると指摘した。
またサプライチェーンを構成する大手企業に対し、賃金引き上げに必要な資金を確保できるよう中小企業との交易条件を見直すよう求めた。
昨年から大きく変化し、経団連は国内最大の労働組合リンゴが設定した今年の賃上げ目標について理解を示し、5%以上の賃上げを目指すとした。
昨年、労働組合が賃上げ目標を「5%程度」に設定した際、経団連は実態を踏まえ「現実とかけ離れている」と一蹴した。
今年のいわゆる春闘交渉は来週水曜日に実際に始まる予定で、そこで大手企業の経営者と労働組合との間でフォーラムが開催される予定だ。
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